【恐竜図鑑】異色の特別展で感じる永遠のロマン! | バンタンな日々

バンタンな日々

バンタンゲームアカデミー・ゲームライター専攻に所属する学生主体のブログです。バンタンゲームアカデミーの授業風景や学生たちの日常、大好きなゲームの話なんかを、ゲームライター専攻の愉快な仲間たちがお届けいたします。

こんにちは、ゲーム・アニメライター専攻2年次の小川です。
子供の頃はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの『ジュラシック・パーク』エリアで大興奮していました。そのせいか、いくつになっても恐竜大好き。ちなみに推しはヴェロキラプトルです。
ということで先日、兵庫県立美術館で開催中の特別展『恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造』(以下、『恐竜図鑑』)に行ってきました。

 

△兵庫展は5月14日(日)まで。5月31日(水)からは東京に会場を移し、上野の森美術館で開催予定です。

 

恐竜展と聞くと、一般的には化石の展示や最新研究の紹介を想像しますよね。しかし、この『恐竜図鑑』は、パレオアート(古生物美術)という恐竜の絵画にフォーカスした異色の展覧会なのです!19世紀から近年の恐竜(復元)画に始まり、フィギュアやマンガなどのサブカルチャーまで、古代生物のイメージを形作った様々な作品が展示されています。その数なんと150点!

19世紀に描かれた恐竜たちを見てみると、現代のイメージとびっくりするほど違います。少ない手がかりを基に、多くの部分は想像で補っていたのでしょう。このような今とのギャップがどこか奇妙で楽しいポイントです。例えば、入口の前に展示されているイグアノドン(19世紀のすがた)がこちら。

 

△もっとシュッとしている印象だったので、思わず「誰⁉」と言ってしまいました。

 

また、パレオアートの2大巨匠であるチャールズ・R・ナイトとズデニェク・ブリアンの作品も必見です。以降の恐竜イメージに多大な影響を与えた彼らの作品には見覚えを感じる人も多いはず。まさに子供の頃、『恐竜図鑑』で見たような絵がズラッと並んでいます。

 

△ブリアンが描いたイグアノドンの堂々たる勇姿! 19世紀と比較すると滅茶苦茶ハンサムになっています。

 

最後に全体的な感想を。当たり前の話ですが、実際に恐竜を見た人などいないのです。だからこそ、そこにはそれぞれの夢や幻想を託す余地がある……。恐竜への憧れを作品によって今日まで受け継いできたと考えると、最高にエモいですね! 気になった方は是非足を運んでみてください。