『VALORANT』Masters TOKYOに向けて思いを綴る | バンタンな日々

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バンタンゲームアカデミー・ゲームライター専攻に所属する学生主体のブログです。バンタンゲームアカデミーの授業風景や学生たちの日常、大好きなゲームの話なんかを、ゲームライター専攻の愉快な仲間たちがお届けいたします。

こんにちは。ゲームライター専攻21期生の山中です。
先日開催されたRiot Games ONEにて、『VALORANT』の世界大会Mastersが、この日本で開催されると発表されました。『VALORANT』の競技シーンから応援してきた若輩者ですが、思いを書かせてください。

 

△会場で一人涙を流しながら見ていた映像。本当に感動するので見てください。

まず、Masters TOKYOの開催が決まったとき、嬉しいという気持ちとともに涙があふれて止まりませんでした。それは、日本チームが努力してきた証でもあるし、そもそも『VALORANT』というゲームが日本で流行ったという証でもあります。

『VALORANT』の世界大会(ここでは、VCTMasters、CHAMPIONSのこと)では、日本はとても苦しい結果となっていました。それこそ、昨年初めて開かれた世界大会“VCT2021 Masters2”では、Crazy Raccoon(以下、CR)”が出場したものの、“Version1”、“X10”に敗れました。その時の、neth選手が涙ながらに受けたインタビューは今でも記憶に残っています。

続く“VCT Masters3”では、“ZETA DIVISION(以下、ZETA)”とCRが出場し、CRが“Havan Liberty”に勝利し、世界に一歩近づいたかのように思えました。しかし、世界の壁はまだ高く、“VCT CHAMPIONS”では、再び最下位となり敗退してしまいました。2021年のLast Chance Qualifierでは、“NORTHEPTION(以下、Nth)”が大躍進したこともあり、「まだ遠いのか」と、絶望を感じることさえありました。

それでも、日本チームの世界への挑戦は続きました。日本チーム代表格のZETAとCRがメンバーを大幅変更し、2022年の“VCT CHALLENGERS”へと挑み、幾度となく戦い、今のZETAが世界大会へと駒を進めました。

国内でもかなりの強さを誇っていたZETAがどこまで通用するのか楽しみでもあり、通用しなかったらどうしようという、半々の気持ちでいました。そして、今一度世界を思い知らされるのです。

韓国代表“DRX”との対戦し、2-13、3-13とわずか5ラウンドしか取得できず、負けてしまいました。これには、かなり絶望しましたし、またダメなのかなと思っていたところ、ZETAが“Fnatic”相手に2-0と勝利しました。そこからZETAの勢いは止まらず、今まで成し遂げれなかったベスト8へと進み、世界の強豪たちを次々と倒し、世界3位になりました。

国内の盛り上がりはこれだけにとどまらず、さいたまスーパーアリーナを埋め尽くすほどの観客を集めたオフライン大会の開催、下馬評を覆して優勝を決めたNthの登場など様々な出来事がありました。どれも2022年に起こったにしては濃い一年だったなと感じます。

そんな歩みを続けてきた『VALORANT』などの1年を締めくくるRiot Games ONEにて、VCT Masters TOKYOが発表されました。発表されたときは、イベントに来た方たちも泣いていましたし、実況の岸さんやMCのOooDaさんも泣いていました。やっぱり、ずっと関わってきた人たちにとっても信じられないような発表だったと思います。

Riotさん、最高のクリスマスプレゼントをありがとうございます。また、来年が良い年であるように願っています。

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