【所感】

 本書は、今のところ自分のランキング No.1です♪
 
 人を動かすための原則それぞれが素晴らしいことは当然なのですが、
 何よりも、各原則毎に用意されている事例や引用が大変美しく心にガツン!と訴えてきます。
 
 事例を読むことで、述べられている原則の1つ1つが心にしみ込んできます。
 頭に入るだけでなく、感情を動かされます。
  
 要点を知るには目次や各項目毎のまとめを見るだけでも十分なのですが、
 時間をかけてじっくり読んでみてほしいなぁと思う1冊です。
 (なので正直、下記のまとめでは本書の素晴らしさは伝わりません…汗)
 
 多くの方から高い評価を得ている本書ですが、
 読んでみてなんとなくその理由が分かったような気がしました。
 
 

【人を動かす三原則】

 ①盗人にも五分の理を認める
  人の価値観は異なる。犯罪者でも自分を慈善者だと思っていることがある。
  人を非難する代わりに、相手を理解するように努めよう。
 
 ②重要感を持たせる
  人を動かす秘策は自ら動きたくなる気持ちを起こさせること。
  人間の持つ最も根強い衝動は、"重要人物たらんとする欲求"である。
  心から賛成し、惜しみなく賛辞を与えよう。
 
 ③人の立場に身を置く
  人を動かすには、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えることである。
  相手の立場を理解し、相手の立場から物事を見て、相手の中に強い欲求を起こさせる。
  

【人に好かれる】

 ①誠実な関心を寄せる
  人間はだれでもみな、自分をほめてくれるものを好くものである。
  友を作りたいなら、まず人のためにつくすことである。
  
 ②笑顔を忘れない
  自分と付き合って相手に楽しんでもらいたい人は、まず相手と付き合って自分が楽しむ必要がある。
  笑顔など見せる気にならない時も、幸福でたまらないように振舞う。動作と感情は並行する。
  
 ③名前を覚える
  人間は、自分の名前に大いに関心を持っている。
  相手の名前を覚え、相手に重要感を持たせることは人に好かれる最も簡単な方法である。
 
 ④聞き手にまわる
  どんな褒め言葉にも惑わされない人間でも、自分の話に心を奪われた聞き手には惑わされる。
  相手が喜んで答えるような質問をしよう。
  あなたの話し相手は、あなたに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身について持っている。
 
 ⑤関心のありかを見抜く
  人の心をとらえる近道は、相手が最も深い関心を持っている問題を話題にすることである。
  相手の関心を見抜き、それを話題にすることは、双方の利益になる。
 
 ⑥心からほめる
  "心から認め、惜しみなくほめ"られたいと、わたしたちはみな思っている。
  人にしてもらいたいことを、人にしてあげよう。
  人間は自分が重要な存在だと自覚したいのである。


【人を説得する十二原則】

 ①議論をさける
  議論に勝つ最善の方法は議論をさけることである。
  議論に負けた方は劣等感を持ち自尊心を傷つけられ憤慨する。
  「議論に負けても、その人の意見は変わらない」
 
 ②誤りを指摘しない
  信念を誰かが変えさせようとするとき、われわれはがむしゃらに反対する。
  このとき、われわれが重視するのは信念そのものではなく、危機に瀕した自尊心である。
  われわれは、人にものを教えることは出来ない。自ら気付く手助けができるだけだ。
 
 ③誤りを認める
  自己の過失を認めることは、その人間の値打ちを引き上げる。
  自分が間違っているときは、すみやかに自分の誤りを認めよう。
 
 ④おだやかに話す
  相手の心が反抗と憎悪に満ちている時、いかに理を尽くしても説得は不可能である。
  そういう時は、まず自分が相手の味方だとわからせよう。
  親切、友愛、感謝は世のいっさいの怒声よりもたやすく人の心を変えることが出来る。
 
 ⑤"イエス"と答えられる問題を選ぶ
  初めに"ノー"と言わせると、それを"イエス"に変えさせるには、大変な知識と忍耐を要する。
  まずは相手に何度も"イエス"といわせ、相手の心理を肯定的な方向へ動かそう。
 
 ⑥しゃべらせる
  相手のことは相手がいちばんよく知っている。相手を説得しようとするなら、
  その当人にしゃべらせよう。
  
 ⑦思いつかせる
  人から押し付けられた意見より、自分で思いついた意見の方をわれわれは大切にする。
  暗示を与えて、結論は相手に出させるのが利口な方法である。
 
 ⑧人の身になる
  相手の考え、行動には、それぞれ、相当の理由があるはずである。
  他人にものを頼もうとする時は、「どうすれば、相手はそれをやりたくなるか」を考える。
 
 ⑨同情を持つ
  人間は一般に、同情を欲しがる。
  「あなたがそう思うのはもっともです。もしわたしがあなただったら、わたしもそう思うでしょう」
  から話を始めよう。
 
 ⑩美しい心情に呼びかける
  相手を立派な紳士と見なし話を進めよう。人は誰でも正直で、義務を果たしたいと思っている。
  相手に心から信頼され、正直で公正な人物として扱われると、不正なことが出来なくなる。
  
 ⑪演出を考える
  単に事実を述べるだけでは十分ではない。事実に動きを与え興味をそえて演出しよう。
  
 ⑫対抗意識を刺激する
  人の「他人よりもすぐれたい」という競争心を利用する。
  成功者はみなゲームが好きである。優位を占めたい欲求、重要感を得たい願望を刺激しよう。

【人を変える九原則】

 ①まずほめる
  まずはほめよう。
  われわれは、ほめられたあとであれば苦言もたいして苦く感じない。
  
 ②遠まわしに注意を与える
  批判につながる接続詞"しかし"は使わない。
  "しかし"を"そして"に変えよう。相手は批判を感じずにすむ。
  
 ③自分のあやまちを話す
  「自分は決して完全ではなく、失敗も多いが…」と前置きをすることで、
  相手は注意されてもそれほど不愉快な思いをせずにすむ。
  
 ④命令をしない
  決して命令はせず、自主的にやらせる。そして失敗によって学ばせる。
  命令は質問に形を変えて投げかけよう。そうすることで相手が創造性を発揮することもある。
  
 ⑤顔をつぶさない
  相手が間違っていても、顔をつぶすことは、相手の自尊心を傷つけるだけに終わる。
  相手の顔を立てこそ、物事は上手く動くものである。
  
 ⑥わずかなことでもほめる
  相手が進歩を示せば、小さなことでも心からほめよう。
  ただし、その言葉は具体性を持ち、誠意がこもっていなくてはならない。
  
 ⑦期待をかける
  相手をある点について矯正したいと思えば、その点について相手は既に人よりも
  長じていると伝えることである。良い評価が与えられれば、人はその評価に違わないよう
  つとめるものである。
  
 ⑧激励する
  大いに元気づけ、やれば容易にできると思い込ませ、相手の能力をこちらは信じていることを伝える。
  そうすれば、相手は自分の優秀さを示そうと懸命に頑張る。
  
 ⑨喜んで協力させる
  人に物事を頼む場合には、相手の利益のみを考え、自分に協力すれば
  相手にどんな利益があるかを伝える。



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