お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)/勝間 和代
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【所感】

 金融リテラシーの重要性を述べた上で、
  ・投資に対して第一歩目をどう踏み出すべきか?
  ・どのような手順でステップアップしていくべきか?
 が本当に具体的に書いてあり、近い距離の話として読むことが出来ました。

 特に「銀行へお金を預けておくことは、資産を守ることではなく機会損失である」
 という言い回しは、足踏みしている自分にとって響くものがありました。

 また、この本をきっかけに(遅ればせながら)勝間和代さんを知り、
 一気に大ファンになりました。

 投資に興味がある人も、投資はギャンブルみたいなものだと考えている人も、
 ぜひ読んで頂きたい一冊だなと感じました。


 リスク資産・投資への考え方に対して、きっと得るものがあると思います。


【金融リテラシーまとめ】

 ◇基本原則は「金融はリスクに応じてリターンが生じる。」である。
  そして、リスクはあくまで軽量可能・コントロール可能(risk≠danger)。

 ◇理論上、株式や債券を買わないことは、得られるべきお金をより失っていることになる。
  これは機会損失であり、投資による値下がりリスクよりも、より大きなリスクである。

 ◇各金融商品の性質(第2章全般)
   ・為替の仕組み(P82-85)
   ・住宅ローンは銀行が儲かり消費者が損をする(P94-99)
   ・銀行が進める金融商品が顧客にとって良いものとは限らない(P114)
   ・確定拠出型年金(401k)…将来私たちの退職金は私たちが運用する必要性がでてくる?(P123)
   ・生命保険は通常の金融商品よりも割高(P129-130)


【実践】

 ①リスク資産への投資の意思を固める

   リスク資産を持たないことは、本来その資産を運用していれば
   得られるであろうお金を放棄していること。機会の損失である。


 ②リスク資産に投資をする予算とゴールを決める
   ・記述例1: 35歳から年に67.7万円を投資。利回り4%で運用。⇒55歳で3000万円
   ・記述例2: 22歳から年に56.6万円を投資。利回り4%で運用。⇒50歳で3000万円。60歳で5120万円。


 ③証券会社に講座を開く

   ポイント1:月々積み立てタイプの投資信託を扱っている会社
   ポイント2:ノーロード型の投資信託が充実している会社
   を選ぶ。
 
   ※ノーロード型 … 投資信託購入に手数料がかからない。
  

 ④インデックス型・積み立て型で投資を始める
  ◇ポイント1
    (1)TOPIXや日経平均など「日本株式のインデックス・ファンド」
    (2)「日本債権のインデックス・ファンド」
    (3)「海外株式へのインデックス・ファンド」
    (4)「海外債権へのインデックス・ファンド」
    へ、それぞれ1/4ずつ分散投資。
   ⇒分散投資により、リスクを下げリターンを安定させる。

  ◇ポイント2
    月々積み立て形式で積み立てる。
    4万円であれば、ポイント1の4種類へ1万円ずつ毎月投資。
   ⇒月々の積み立てにより、投資対象の価格をノーマライズ。リスクを分散。


   ※インデックス投信
    日経平均やTOPIXなど一定の指数に連動するよう作られた創始信託。
    ファンドマネージャー等人件費がかからないため、信託報酬が安い。
    運用成績はトップにはならないが、一貫して平均的なリターンは上回る。 


 ⑤数ヶ月から半年、「ながら勉強」で基礎を固める  
   月々4万円ずつ投資信託に積み立てながら、値上がり、値下がりを見つめ
   基準価格を見るイメージを掴む。運用レポートに目を通す。
    

 ⑥~⑩より積極的な投資へ…(省略)