「イージー・ライダー」主演のデニス・ホッパーさん死去
妻のビクトリアさんによると、家族に看取られて静かに最期のときを迎えたという。葬儀の日程など詳細については決定されていないが、本人の遺言に従い、遺体はホッパーさんの「心の故郷」であるニューメキシコ州タオスに埋葬されるもよう。
昨年10月に前立腺がんの診断を受け、その後は闘病生活を送っていた。2010年3月にハリウッドの殿堂入りを果たし、その式典に出席したのが、公の場に姿を現した最後となった。
「ハリウッドの異端児」と呼ばれるホッパーさんは、1936年に米カンザス州で生まれ、およそ60年間にわたって俳優や監督などとしてハリウッドで多彩な 活躍を見せた。1969年には代表作「イージー・ライダー」で主演を務めたほか、監督、脚本も担当。同作で演じた反体制的な若者の演技で一躍脚光を浴び た。同作は、それまでの映画になかった若者像を描いた作品として、ハリウッドに一大センセーションを巻き起こした。
◎遂にこの日が来てしまいました。心からご冥福をお祈りします。どうか安らかにお休みください。合掌。