機密費:評論家にも 野中元長官、講演で証言

 野中広務元官房長官は、23日に那覇市内で開かれたフォーラムの基調講演の中で、自身が長官在任中(1998年7月~99年 10月)、先例に従い、複数の評論家に内閣官房報償費(機密費)から数百万円を届けていたことを明らかにした。

 野中氏は講演で「言論活動で立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ。秘書に持って 行かせるが『ああ、ご苦労』と言って受け取られる」と述べ、機密費からの提供が定期的にあったことを明かした。

 野中氏は自民党政権時代に、歴代の官房長官に慣例として引き継がれる帳簿があったことにも触れ「引き継いでいただいた帳簿に よって配った」と明言。その上で「テレビで立派なことをおっしゃりながら盆と暮れに官邸からのあいさつを受けている評論家 には亡くなった方もいる」と指摘した。一方で機密費 の提供を拒否した評論家として田原総一朗氏を挙げた。

 官房長官の政治的判断で国庫から支出される機密費は、鳩山内閣が昨年11月に内閣として初めて2004年4月以降の小泉内閣 から現在までの月別支出額を公表したが、使途については明かしていない。(毎日新聞)


◎この記事、毎日新聞なので、ついつい失笑。週刊誌記者さんたちの貴重な情報源のひとつは、新聞社の記者たちであります。特権を持った記者クラブは、出版社にはとても敷居が高く出入の制限があります。そこで各紙の番記者を懐柔する。狙われるのは、給料の安い新聞社の記者たち。会社名は言わせないでくださいまし。ご想像におまかせ。


◎飲み食いの席で煽てられついつい乗せられしゃべってしまう。その他どんな余録があったか、勿論ボクレベルでは分かるよしもありません。新聞記者さんたちにも、どうせ自社では書けないなら、「え~いっ!」てぇことも当然ある。持ちつ持たれつ。この一件もしかり。今後TVに出る有名どころを見る目がみなさんは当然違ってきなさる。


今夜は、この辺で。

明日は、いよいよ5月。