「さよなら公演」が千秋楽=歌舞伎座
老朽化のため建て替えられる歌舞伎座(東京都中央 区)で、昨年1月から行われてきた「さよなら公演」が28日、千秋楽を迎えた。(時事通信)

◎こう見えても(見えないか)、実は歌舞伎好きなのです。
2年前までは年数回は、歌舞伎座通いをするほどでありました。それも貯金箱を逆さにしてやっとこ集めた軍資金で、桟敷席でふんぞり返ってお大尽気分で見る見栄っ張りであります。
一般席からの「どこぞの社長か?」的視線を浴びる快感を覚えて以来ちょっとお洒落をしてジャケットなんぞ羽織って行く。当然付ける時計や靴、新しい靴下、はては財布まで変えます。桟敷は靴を脱ぐし、いつものマネークリップでは、心づくしにも有難味が無いもの、と勝手にカッコつけるのもタマにはエエものです。


◎で、大贔屓は、市川亀治郎です。この人TVと違い、舞台では、女形。これが上手い。女形を実に楽しんでなさる。さらに機転のきく演技に周りがどれだけ助けてもらっているかがうかがい知れます。集中度はリラックスからが原則ですが、リラックスはまずは、楽しむことからですから。亀治郎を見る度にそう思います。歌舞伎界一の頭の良さがよ~く分かる。とにかく周りの演技が見えてなさる。このセンス、音楽家になっても大成功するでしょうね。浪曲師の国本武春さんとユニット組ませたらさぞかし面白い音楽ユニットになるでしょうねぇ。二人の顔も似ているし。瓶竹(亀武でない)ブラザースでやらせたいなぁ。

◎ところで、国本武春さんが5月4日に渋谷公園通りクラシックスでライブをされるとか。いま話題のストリート・ギタリスト音更KENTAと競演するとか。国本さんも亀治郎並にいろんなことができる方だ。浪曲未体験の方、浪曲って本当にすごい芸ですよ。はまります。ボクは暇なので、行ってみます。おもしろうそうだし。

http://tokyobootup.jp/tbu/?p=1

ではでは、今夜はこの辺で。力尽きました。