スターリング・モス 「ミハエル・シューマッハは歳をとった」

◎ボクもそう思う。復帰のニュースに、硬直したオイちゃんだが、ロスとメルセデス、そして本人の安易な選択に、こちとら上気したから。大体安易すぎる。F1の進化を知らなすぎる。容易く勝てやしないし、だったら若手に門戸を開けとの気持ちがあったからだ。

◎TVを見る限り、いまのシューミーには精彩がないし、プレッシャーを感じている姿がありあり。
英雄は、引き際が大事だ。でも表彰台はあるよな。ひょっとしてラッキーな勝利もあるだろう。その辺は、英雄へのご褒美だとは思っている。好いドラマを提供してくれるでしょう。

◎でも、40年以上F1を見てきて、
世代交代の現実を何度も見てきたオイちゃんとしては、お膳立てして(されて?)の復帰がどう見ても好感が持てないのだ。どこかアラン・プロストの晩年が重なってきてならない。復帰なんて、だいたいどっか事情があってするもんじゃやい。このケースは、功名心とお金。だから始末におえない。

◎現実は、世代交代は、厳しくも儚い。英雄は一度だけが相応しい。オイちゃんには、頂点がないので、
ダラダラと現役を続けられる特権がある。最近そんな人生も悪くはないなぁと思うこの頃である。だから、こうなったら、シューミーよ、お前頑張れよなぁ。ナンバーツーで終えるドライバー人生、意外に悪くはないぞー。腹を決めろよ。すれば勝てる。それこそドラマだろう。ニコにデータを拒否した一件なんぞ、見当違いも甚だしい。ナンバーワンは、モチ、ニコ・ロズベルグなのである。メルセデスのナンバーワンは、君ではない。人を育てい!それでこそ帝王の冠が相応しい。