ようやく聞きました。というか聞けました。

昨年10月に注文していたのですが、そのときが113ドル。発売前に10%セールになり100ドルで注文し直したら、届かずに自動キャンセル。12月になってようやくその事が分かり再注文したら140ドル。でもその前の注文の価格との差額を返金してもらう事で実質104ドルほどで手に入りました。しかし、その間に為替は79円から10円も動いたのでした。実際幾らの請求になったのか?

兎に角今回の目玉はDVDに収められた5.1DTSと2012Stereo mixとSession Reels, Alterna&Mixesにこれまで持っていないLive Archive(D4&5 Hull Technical College 1972/11/10、D6 Guildford Civil Hall, 1972/11/13、D7 Oxford New theatre 1972/11/25、D8 Glasgow Green's Playhouse 1972/12/01, D9 Portsmouth Guildhall 1972/12/15)でしたが、とりあえずDVDから聞いてみました。

Bremenの映像はそれなりに綺麗でMONOである事を忘れさせてくれる映像です。ただ、放映版は映像と音がずれているのでゲンナリ。

Alterenate&MixesはミュアーなしのVersionという感じでRFのリフが違うとかはありますが、そんなに大したことはありません。ミュアーのEasyMoneyのソロの方が興味深く聞けました。

30周年Anniversaryも連続して聞いてみると、なんだかスタジオライブ風なMixだなーと感じました。

さて、本命の2012DTSMixの出来ですが、正直言って音質のレベルは暗黒の40周年で経験済みですし、音の分離に関してもそうなんですが、何といっても5.1のMixで太陽と戦慄Pt.1の出来が秀逸です。なんというか各パートごとの音の塊が四方から分厚く迫ってくる感じは、とても新鮮な感動を覚えました。大げさですが鳥肌が立つとはこのことです。ですが、このMixが感じられるのはBook of Saturdayまでで、Exiles, EasyMoneyでは、ボーカルと演奏を擬似分離をかけたような感じでTalking Drumの前半に至っては何をいじっているのか?疑問になるほどです。やはり、ミュアーのパートには関心がないような感じですね。Talking Drumの後半から太陽と戦慄Pt2にかけては、RFのギターのバランスは大きくなってますが、それほどの違いは聞き出せなかったです。
何でPrt1であれほど上げた音圧をPart 2ではバランス的に拘らなかったのかな?マスターの保存状態(パートごとのマスターが残ってなかったのか?)と勘繰らずに入られませんでした。

まあ、暗黒の時も全てが理想どうりという訳にも行かなかったので、しょうがないのでしょうね。2012StereoMixの方がアルバムとしては耳どおりはいいですね。

まあ、結論から言うと音のつぶが立っている点から、イコライザーによってベースなどは上げられますから、似た感じまで持っていくことは出来ますから、その点ではコレまでのへなちょこRemixよりは良いと言えます。

後細かい事ですが、Guildford Civic Hall November13, 1972にImprov:A Deniable Bloodlineが追加になってますね。

今、Session Reels聞いてますが、楽しいですよ。

Liveの詳細はまた気が向いたら書くかもしれません。



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