先週は旗日で月曜日が休みでしたが、火曜日に銀座のBar、金曜日に新橋のとそれぞれ新しい店を出したので、開店祝いに偵察に行ってきました。

今日は金曜日のカフェコットンクラブ新橋のお話。

姉妹店となるカフェコットンクラブは、高田馬場の老舗ともいえるお店ですが、そもそも小生とこちらの店お付き合いは、学生の頃に分かりもしないJazzを聞いてみようと早稲田通りにあるJazz喫茶Introにお邪魔したのがきっかけ。

その頃はMilesやColtraneさへも知らず、Jazzってこんなもの?と思いながら、周りで一杯のコーヒーで粘る学生を尻目に知ったかぶりで足でリズム取ったりしてましたが、1時間もしたところで退散。Jazz喫茶デビュー以後はJazzから足が遠のいていました。

復活の日は、それから4半世紀も経ったころ。

会社の同僚M氏がJazz好きでIntroによく行くということで、久しぶりに店を訪れたところどうやら常連さんのようで、小生はM氏の威を借る門外漢としてしばらく通うようになりました。

学生の時は昼の訪問だったので、夜の雰囲気とやはり酒と煙草とJazzという音楽は絵になるものでして、その頃は大御所ぐらいは聞いていて、Standardぐらいは分かるようになっていたので、カウンターでちびちびモルトを飲りながら4ビートに体を委ねる心地よさを知ったのでした。

また、ここは曜日ごとにセッションを行い、老若男女もといプロもノンプロも関係なくその日のプレーヤーでセッションばっかりする日もありますので、とても新鮮で退屈しません。

もちろん小生はBassをかじったことがありますが、アコースティックは触ったことすらありませんので、セッションには参加できませんが…

さて、そんなIntroの名物マスターといえば茂串さんです。齢40過ぎから自らも太鼓[ジャズドラム)を叩くという怪マスターですが、人間が大きい大きい。くだらない悩みなどマスターと喋っているとぶっ飛ぶほどです。(直接しゃべらなくても会話の輪に入っていればOK。)

既に高田馬場にはコットン以外にも木綿屋その他数店を経営してるんですが、この度新橋に店を出すから来いやとのお言葉、開店前のご招待日に行ってまいりました。

場所は外堀通り沿いの新橋2丁目の交差点の角、ドコモショップの地下です。
階段を下りてドアを開けると右にバーカウンター、左にオープンキッチンといった感じの広々とした造り。もう一段奥に下りると右手奥の壁にはアールヌーボ調の大きな鏡。そこを中心としてエントランスから店の左奥までを扇状に取ったフロアにテーブル席とソファー席。

そして圧巻なのはその上段に広がる真っ赤なソファー席群。まるでボッティチェリのビーナスの誕生にある大きな帆立貝のような意匠が、なんとも艶っぽい、えも言われない雰囲気です。

全体的に店の明かりは明るい時はそうでもないのですが、有志の常連さんによるセッションが終わった後、突然暗くなり昔のディスコ(古いですがクラブじゃないのよ)を思わせるようなシチュエーションもありなのかも。

当日はお呼ばれでしたので、今日からのメニューもお借りして撮ってきました。

新橋と言うと居酒屋や立飲みに行くことがが多いのですが、2次会で軽く締めたりとか、合コンとか幅広く使えると思いました。(お昼もランチやるみたいですが、夜の妖艶な雰囲気の方がちょっと面白くて期待しています。)

正式営業ではないレポートですので総合は保留しておきますが、料理は高田馬場のカフェコットンクラブでお墨付きだし、何しろ安くてお腹一杯になる筈なので、人気が出ることでしょう。

カフェコットンクラブ新橋 洋食 / 新橋駅内幸町駅汐留駅