アラフィフなんて時期は、とうに過ぎ去り、あれよあれよという間に、もはやアラカンである。

4月の人事異動で昇格したものの、地獄の沙汰のこの2ヶ月をやり過ごし、夏には少しゆっくりできるかと考えた今日…アタシの未来はどーなってるんや?という一抹の不安が…。


息子は、ええ歳して、いまだにベルギーで学生。

下の娘は、大学4年にして、就活もままならず、バイトでもして食い繋ぐつもりか?と時々聞きたくなるような状況。


60で役職定年して、給料月額が3割カットになって、引き伸ばされた定年をフルに活用して、若手から疎ましいと思われ続けながら給料だけもらい続けるのか、何か新しいことを見つけるのか。


貯蓄…。


ないな。


ネットのコメントで載ってたけど、アメリカ人って、収入の範囲内の消費ではなく、収入と借入金の合計をモトにした消費行動が多いと。

要は、入と出の収支が採れていないけど、債務度外視で、借入れはあくまでも「入り」なのである。


あ!アタシもしかして、アメリカ人やったんっっ?!

お母さん!

アタシは、実はお父さんの子どもじゃなかったんちゃう?!


などと、アホなことを考えながらネットの経済のコメントを読んでいたのだが、刹那主義と言うか、場当たり的というか、アタシもお財布にあったらあっただけ使うし、クレカ支払いなんてアタシにとって支出じゃないのだ。

お財布の中が目に見えて減らないから。


使わないと、経済回らへんやん!

お金持って、死なれへんし。ニヤリ


こんなことを言い続けながら、35年間近く激しく働きながらも、狂ったように浪費し続けてきたアタシに「蓄え」なんかあろうハズもない。


ルブタンが「買ってぇ❤︎」と言ってくるんだもん。知らぬ顔ができるわけなどない。


そもそも人生半分以上生きてきて、今まで貯金できなかった奴が、なんで今更できるワケがあるのさ。三つ子の魂百までどころか、長年かけて染みついた金銭感覚なんて、そんな簡単に取れるワケないやんっ。


結婚する時、アタシには貯金どころか、カードローンしかなくて、ダディが全て肩代わりして、「もうローンはしないでね。ハニー、あいらぶゆー❤︎」なんてゆーてたけど、んなもん治るとお思いか?


実は、アタシは下地にも死ぬほど時間をかけ、メイクや美容が大好きなので、よく実年齢を言って驚かれる。

んじゃ、ちゃんとメイク習って、高齢者にメイク施して、生涯現役の喜びを与える仕事に就いて第二の人生を踏み出しちゃう?!


そんなことを一日中考えてたら、夕飯作る気もなくなった。


アタシは、めっちゃ働いて、稼いだお金は全て消費するという、燃費の極めて悪い、派手なだけの昭和のスポーツカーなので、エコカーにはなれないのだ。


老後、どーなるんだろーなあ。

50代になると支出も減る一方で、給料も増えなくなることで逆に課税額が上がることもないし、あとは貯めようと思えば貯まるから、心配しなくてよろしい、ってコラムもあったけど、巷からは非難轟轟だった。


キリギリスさんは、寒い冬に飢えて死ぬのか。

それとも、頑張り続けるアリさんを尻目に、南国に高跳びして生き残るか。