今週は、あまりにもアクシデントが多く、日付けが変わっても仕事という日が続き、半ば死んでいた。

やっと週末を迎える。
寝れる!!!

…と思いきや、土曜日の未明、午前2時半。
ダディの携帯が鳴る。

と言うか、鳴っていたらしい笑笑
バイブだもん。
こっちは、アホみたいに疲れてるから目覚めるわけないし。🙄

慌てたムスコからである。

…であったらしい。🙄

週末にかけて、ベルギーでレンタカーを借りて、フランスの田舎町に彼女と旅行で、借りたミニクーパーで快適に田舎町を走っていると、突如パンクしてしまい動けなくなるが、タイヤ交換の仕方もわからなければ、それ以前にスペアタイアのありかすらわからない。

通る人に声をかけるも、英語を話すフランス人は一人としておらず、

「何ゆーてんのか、わからんわー🤨」

ってな感じで、みんな去って行く。

これがよく言う
「フランス人は英語が話せてもわからないフリをする」
なのか、ホントに田舎町で英語を話す人がいないのか、
真相は定かでない。

とにかく田舎町でネットも繋がりにくく、
時間は午後8時半。
田舎道は真っ暗。

なすスベもなく、泣きついていくとトコロもなく
焦って遠い日本にいるダディにヘルプの電話をかけてきたのである。

ところが、この最後の望みのツナであった彼の両親は、爆睡爆進中。

近所迷惑にすらなっているであろうダディのイビキの轟音に、ベッドサイドテーブルの携帯バイブの音は無惨にかき消され、誰もその悲壮な助けを求める電話に気づく由もなかった。

ココでムスコは、いつまでもお父ちゃんに頼っとらんと、「彼女の前でオトコとしての本領を発揮せんとあかん状況」に陥ったのである。

実は、ムスコはアホみたいな強運の持ち主であるのだが、ココで、またもや天の神はヤツの味方をした。
これホンマ不思議なんよね。コイツにはいつも窮地で助けが入る。

ワーホリかなんかでフランスに来ていた英語圏のヒト(コレがヤツの説明であります。)がたまたま通りかかり、英語で事情を話すと、そこにまた心あるトラックドライバーが通りかかり、その人がフランス語でドライバーに助けを求め、スペアタイヤがなかったので、結果、ミニクーパーのレッカー手配をしてくれた。

しかし、既に時間は遅く、その夜泊まるところがない。

トラックドライバーが
「知り合いに聞いてあげるよ」
と連絡をとってくれた先のご婦人が快く受け入れてくれることとなり、そこまで送ってもらったと言う。

「よかったねー!!!」

話をひと通り聞いたのは、こちらの土曜日の朝8時。

「ちゃんと皆さんに改めてお礼をしないといけないよ!」

と話していると、

「実は、今夜泊めてくれたこのヒトはスゴ過ぎるヒトだった」と。

実は、このご婦人、Thierry Mugler(ティエリーミュグレー)やCeline(セリーヌ)のデザイナーで、以前にはCHANELのデザインチームに所属していたこともある方だったらしい。

「ひえーーー!マミーがダディに初めて会った夜に着てたジャケットはThierry Muglerやったわ!!」
ってゆーたら、
「知らんがな」
って吐き捨てるよーに言われましたけど。


とにかく、NYのパーソンズからアントワープに流れ着いた彼にとっては、驚異的な人脈のひとつがこのアクシデントから、また生まれたのである。

「あんたさ、ちょっと日本からなんかお礼のモノ送ろか?!」

とのたまったアホなオカンに、

「自分でお礼をします」

と冷たく言い放ったムスコは、間違いなく成長しておりました。

わはは。