ねあ(2018)

 

 

さみしさと愛しさがこごって、

いつも、名前を呼ぶのが精一杯。

 

母を待って、日が暮れて、エンジン音が聞こえるたびに振り返り、

眺める窓辺は寒かった。

 

その時に留まったまま、私は多分、ずっと待ってる。

何も言わずに、表情にも出せずに、でも気づいてほしくて。

 

「そばにいて」 「いかないで」 「ひとりにしないで」

 

こういうのが、今でも誰にも口に出せなくて、

名前を呼んだところで、胸がいっぱいになって詰まってしまう。

 

 

JUDY & MARYの「小さな頃から」

学生の頃に友人が歌ってくれていて、それ以来、聞くといつも泣いてしまう。