頸 | セルロイド保管庫

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柔らかな盾の中で

 

「サモトラケのニケ」(前200–前190年頃)

 

 可愛い。ほんとクソ可愛い。大好き。

 

 

グスタフ・クリムト 「ユディトⅠ」(1901)

 

 

 

自身の頸をなくした女性は、知性的に見える。

男性の頸を持つ女性は、官能的に見える。

 

ここでの「頸」とは、首から上の部分=思考、つまり理性や知性といった男性的な性質。

そこから下の肉体は、体感、つまり感覚という女性的な性質。

 

 

女性は、

自らの男性性を手放すことで、男性的なたくましさを手に入れ、(ニケちゃん)

自らの男性性を受け入れることで、女性的な官能に浸される。(ユディト)

 

 

私個人については、

考えれば考えるほどうじうじうじうじして女々しくなっていく自分がうっとおしいので、

(→つまり、思考=男性性が手放せない状態)

頸をなくして立ち上がる姿に、とても憧れます。

感覚にまかせて力強く進みたい......!!!