「睡蓮」(ユニット名)の存在は、

私がBUCK-TICKブロガーさんとのやり取りから得た中で、最高峰の情報だと実感してる。


 

抱一さんの絵については、

(具体的な背景がない作品をよく目にするせいもあるんだろうけど、)

ゆらゆらゆらゆら揺らいで見える。

 

存在は一瞬で、文字通り、焼け付くように強烈な実体がある。

そうやって在ることと無いことのコントラストが強まっていく中で、

両者の狭間に立ち上がる揺らぎ。

そこに感応して、体が緩んで、涙が溢れる。

 

震えたのは、いつだったのか、何処だったのか、何だったのか、誰だったのか

 

春は、ぼんやりしていて曖昧で、

いつの間にか流れていく。

 

 

酒井抱一 「月梅図」

 

 

春の國

 

 春の國
 桃李の匂い
 遠くに浮かぶ
 朧月夜
 君がため
 わが身もとかす
 いつかの森は
 花が絶えない

 

 春の國
 鳥の匂い
 遠くに浮かぶ
 朧月よ
 霧雨に
 夜半の月かな
 どういうわけか
 捨てられないの

 

 春の國
 通りの匂い
 遠くに浮かぶ
 朧月夜
 君がため
 星座も降らす
 あまの川から
 音は絶えない

 

    作詞 芍薬/麻輝 

    作曲 芍薬/麻輝 

    唄 睡蓮