とっても良い事がいっぱい詰まった最終講座…まとめるのが難しい。

で、書きかけで完全放置して、しばし忘れてしまっておりました(笑)

アニマルセラピー講座の最終日、4回目のまとめです。


セラピードッグというのは、他の補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬など)と違って、

法的には何の規定も現状ないのだそうです。

なので、今、セラピードッグとして色んな活動をされてる団体とその犬達は

実績の積み重ねで受け入れられてると言う事らしいです。


アニマルセラピーとは

人の心身の健康増進、治療、教育などのために動物を用いて効果を上げる事

なわけですが、ではセラピードッグとして一番必要な事は何なのか…

それを知るための講座だった様に思います。


かなり以前、NHKで「運命の犬 デュロン」というドラマがありましたが、

そのデュロンのように、心の奥深くで救いを求めている人を察知して歩み寄り、寄り添い、心を開く…


相手の心を開き、ありのままのその人を受け入れることで、癒して、元気づけ、なごませる。

それがセラピードッグに求められる1番の能力です。

だからやっぱり、一番大切なのは社会化が出来てる事

それによって、心を通わせるコミュニケーション力に優れている犬である事なんですね。


そのためには、やはり基本的なしつけができていなければなりません。

必要なのは、訓練では無く躾けなんです。

ON・OFFがきっちり切り替えできる事
やるべき時にちゃんとできれば良いわけです。

いつもいつも、飼主の動静に緊張し続けていたり

普段の散歩がずっと「つけ」状態なんてことは必要じゃないわけです。


その切り替えが、犬自身が判断して行えれば、

それが究極のセラピードッグなんですね。


言葉が通じるはずの人間同士ではできない心の交流が

どうして犬や猫とは可能なのか・・・

それはきっと彼らが魂で語りかけ、

言葉ではなく身体全体で優しさを伝えてくれるからなんだろうと思います。


アニマルセラピー講座の集合写真です。

天気の良い日は


唯、今回強く思った事があります。

犬が嫌いな人は可哀そうだな…という事です。

いくら犬自身が充分社会化されている温和な子でも

接する人間が犬に嫌悪感を持ち、敵対意識があれば

彼らは心の目でそれを感じ取り、決して近づこうとはしないものです。


先日ニュースで「犬飼う家庭の子どもは病気に強い、感染症リスク減少」という研究結果が

発表されていましたが、

多分、老人で統計をとれば、「痴呆症の罹患リスク減少」という結果が出るのではないでしょうか?(笑)


最後に問題犬をつくってしまうのは人間である飼主が問題飼い主だからです。

問題行動の1つ1つは枝葉であって、根と幹の部分である飼主への信頼と飼主への愛情が

ちゃんと培われていれば、犬たちの問題行動は必ずなくなります。

甘やかすのではなく、彼らを信頼し何が大切か心をこめて伝えれば、彼らはそれに必ず応えてくれます。