※ネタバレあり
※結末のネタバレもしてます
※Another Storyを読む前の感想です




BANANA FISHを読み終わった・・・

これは私が今まで読んだ中で1番面白い漫画てあることは間違いない


①アッシュの最後についての感想

私は文庫本2巻エッセイでアッシュが死ぬことを知ってしまった

しかし知らなくてもアッシュは死んでしまうと思っただろう

話が進むにつれその思いは強くなった

なぜならアッシュがこの戦いの後、平穏な日々を過ごしている様子を思い浮かべることがどうしても出来なかったからだ

思い浮かべることが出来ないほどアッシュは死と隣り合わせの状態だった

それでも生き延び、幸せになって欲しいと願った




麻薬、殺人、暴力、未成年が性的暴行を受けているという事実が当然のように蔓延っているアメリカ・ニューヨークが舞台のこの物語

本当にこれは少女漫画雑誌に連載されていたのだろうかと感じてしまうほどなんて骨太でハードな物語なのだろうと思っていた

しかし読み終わってから分かった
これは紛れもなく少女漫画だ

友情、愛情を超えた純愛
いや、純愛では無いのかもしれない

言葉にすら出来ない、英二とアッシュにしか分からない繋がり

無条件に自分を愛してくれる存在

IQ200以上、誰もが目を惹く美貌を持つアッシュは富・名声・国・権力よりも英二を選んだ

そしてそれこそがアッシュの弱点となり隙が出来てしまった


アッシュは英二の手紙を読み一瞬油断した際刺されて死んでしまう

最期、アッシュは誰にも死んでいると思われないほど安らかに微笑み、まるで寝ているように図書館で死んでいた

誰もアッシュの死を知る者はいない

英二はまたアッシュに会うことを夢見ながら日本へ帰るー

という状態で終わった

 
ようやくゴルツィネ、月龍等彼を我が手にしたい者から解放されたのに・・・

ようやく平穏な日々を過ごせるということを匂わせておきながら突然死んでしまう

戦いが終わりブランカと話している時、どれほどどうかこのまま何も起こらず終わってと願っただろう

最後のページが近付くにつれ本当にこのまま彼は前のようにギャングの長としてここで生きていくのではないか

2巻巻末のネタバレは見間違いだったのではないか

何度思っただろう

どうかアッシュを殺さないでください、と

そして誰が想像しただろう

彼があんなに穏やかで安らかな顔をして最期を迎えるなんて

彼の人生は終わったのだ

ようやく生から解放されたのだ

生きるためにやりたくないことをやり様々な危険を潜り抜けてきた

それももう終わりだ

アッシュ、どうか安らかに―



最後のページを読んだ時、1番強く感じた感情は悲しみではなく清々しさだった