早朝の海岸は 人もまばらで ギョギングを楽しんでる人達を数人見かけるくらいだ。
紗絵は なかなか寝付けないまま朝を迎え 一人 部屋を出て 海岸の波打ち際を散歩していた。
佐久間は昨夜は何時に帰ってきたのか 連絡もなかったが 紗絵はそれほど 気にもならなかった。
昨夜の彰に似ている人の事が気になって その事で頭がいっぱいになっていた。
暫く 海岸を散歩した後 ホテルに戻ると ロビーのソファーに 佐久間と麻紀が仲良く座っていた。
「 あれっ? 佐久間さん? 麻紀も どうしたの? こんなに早くに… 」
佐久間は一瞬 身体が固まって スムーズに言葉が出てこなかったが すぐに 気を取り直して 麻紀の顔を見ながら うまく 言いわけをした。
「 あ~ 紗絵ちゃん おはよ~ 昨夜は少し飲みすぎて… 外の空気が吸いたくて ちょっと 下に降りてきたところで… そしたら なんと 麻紀ちゃんもいて… 」
「 そ、そうそう あたしも ちょっと散歩がしたくて 下に降りてきたところで… もう びっくり 佐久間さんがきて あは、あはは~ な~んだ お姉ちゃんもいたなんて… 」
麻紀は 内心ハラハラしながら 慌てて 佐久間の話しに合わせた。
「 あたしは もう 散歩してきたところよ 海岸は気持いいわよ~ 佐久間さん 麻紀と一緒に 行ってきたら? 」
紗絵は 二人の関係には まったく気付いていないように 明るく言った。
「 あ、そ、そうだな 麻紀ちゃん じゃ 一緒に行こうか? 」
「 そうね お兄さん 一緒に行こ? じゃ お姉ちゃん 佐久間さんを お借りするわよ? 」
「 麻紀ったら お借りするなんて… 気にしなくていいわよ いってらっしゃい 」
佐久間と麻紀は 朝帰りだった。
昨夜は散々遊びまくりの二人だったのだ。
紗絵は 部屋に戻り 朝食の前にシャワーを浴びた。
熱いシャワーが紗絵の白い裸☆体に降り注がれる。
ボディーソープを泡立てその胸を揉むように洗い流していると ふと あのレ☆イプをされた夜の事が蘇えってきたが 以前のように パニックに陥ることはなくなった。
( この乳☆首 男達に こんなふうに 撫でられて… あ~ こんなふうに揉まれて… そして ここに… あ~ )
紗絵の手は太ももの付け根に… そして 一番敏感な 突起に…
( あのレ☆イプで 怖さを知って セ☆クス恐怖症になって… でも 今では その怖さが快☆感になって… でも それは 佐久間さんのおかげ? だって こうして ここが感じている こんなにも…
)
紗絵は佐久間の良さを 確認しようと 自分の心に問いかけてみた。
それは 彰を忘れようとする為だった。
でも あのレ☆イプがなかったら きっと 今でも彰と……
佐久間との結婚が進む中 紗絵の心の戸惑いは膨らんでいった。
暫くして ホテルのレストランのテーブルの席に紗絵達 家族は朝食をとった。
紗絵の父親の晴彦が ふと視線を向けたその先に なんと 彰の姿が…
ボーイと何やら 話しをしている。 間違いなく 彰だった。
晴彦は 以前 紗絵から紹介されて 顔は知っていた。
彰の素性を紗絵から聞いて 結婚には反対していたのだ。
「どこの馬の骨ともわからんやつ」 そう言って 親子喧嘩になるほどだった。
そう 彰の本当の素性は 紗絵も晴彦も知らなかった。
( なんで こんなところに… もしかして 紗絵を追いかけてきたのか… )
晴彦は 紗絵が気付かないように 意識を自分に向けるよう 夢中で 色んな話しをした。
しかし 気付かれるのも時間の問題だった。
彰は出入り口の前に立ったまま 離れなかったからだ。
つづく…