「邦ロックは酸素」って、言わないし言いたくない。

好きな音楽たちへ誠意をはらうには、それがいちばんな様な気がしている。

 

 

いきなりごめんなさいね。

今回は、私的「好き」の価値観を語ります。

 

 

 

 

 

私が好きなバンドとかはそうじゃないけど、ジャニーズのファンの中にはさ、何か

「掛け持ち」を良しとしない方、いらっしゃるじゃないですか。

私は掛け持ちしてた人間なんですけど。

 

 

それに関して

「好きが増えるのはいいことだ」って仰る方、多いですよね。

 

 

私も前はその思考だったし、それを否定するわけでもないんだけど、最近ある本の影響で考え方が変わって来た。

 

…そう、ご存知(だと信じてる)中島らもさんです…(笑)

 

 

 

「世界でいちばん美しい病気」っていう本があるんですけど。

その本のどの章だったか忘れたんだけど、一夫多妻制のことを書いてるとこがありまして。

 

 

なんかね、アフリカに一夫多妻制の民族がいるらしいんですよ。名前忘れたけど。

でも、近年(つうても、まだ私が生まれる前とか)は経済的な問題から、なかなか2人目以降の奥さんを迎えられない人が多いそうで。

 

そん中で、40人奥さんをお持ちの方がいらっしゃる…今はどうか知らないけど、そういう方がいらっしゃるらしいんです。(離婚も結構な回数してる)

 

その方は「自分は妻全員を平等に愛している」とおっしゃったそうなんですが、らもさん曰く「話半分に聞いておいた方がいい」、しかし「話半分にしても、彼は20人もの女性に平等に愛を注いでいることになる」と。

 

 

えらいこっちゃですよ。

普通の人には無理だね、絶対。笑

 

 

 

そう、普通の人には無理なんですね。

 

らもさんの考察によると(要約です)、

 

「恐らく彼は並の人間よりも、持つ“愛”の量が多い。

もし彼がもっと少ない人数の女性たちを愛していたなら、その女性は彼の愛を受け止めきれずに破裂してしまっていたに違いないし、

また彼が貧乏で妻を迎えられない立場であったとしたら、彼自身が向ける先のない愛情に耐えかねて破裂してしまっただろう。」

 

 

とのこと。

 

 

妙に納得しちゃったんだよねえ、それを読んで。

 

例えば、流石に私は「好き」が多すぎることは自負しているけど、それ全部を平等に愛せているかと訊かれたら、Yesと言う事は出来ない。

でもそれを度外視しても、平等に…まあ厳密に言っちゃうとさ、平等に愛するって変な言葉なんだけど、同じくらいに愛してるアーティストはいますよ。

 

 

たぶん、「ひとつのグループ以外を応援するのは邪道だ」っていう考えも、まあ悪ではないし

その人にとってその考えが足枷にならないんであれば私から何も言う事はないけど、

 

多分それが凝り固まって、縛られ過ぎてしまった人に待っている残念な結果が「ヤラカシ」に発展してしまうことなんじゃないかと、あたしは思ってる。

誰か一人にしか愛を注いではいけないんだと思ってしまった、その先の結果のひとつであると。

 

 

好きすぎて、注げる方まで注いじゃった結果、飽和した愛情が間違った方向に誤って行ってしまったゆえの行動だっていうのは分かってるから。

善良(?)なファンにとって敵ではあるけど、分かってるから。

 

 

好きって幸せであっていい事なのに、好きであることそのもの以外からもたらされる悲しみって、すごくしんどくなると思う。

好く方も、好かれる方にとってもね。

 

だからもっといろんなところに目を向けていいっていうさ。

 

 

 

 

 

ほんとガキの癖になに偉そうにって、こういう記事を書くたびに思うけど、言ってみたもん勝ちかなってww

 

 

 

 

この話の続きはまた暇見つけて書く。