体外受精で妊娠反応が出たと、
長く不妊治療をしている友達から連絡が来た。
彼女は、夫や周りからも、
相当プレッシャーをかけられていたので
それを聞いてホッとしてしまった。
で、すぐに近くのレストランで
ピザと食後のエスプレッソで乾杯した。
おめでたいのに、もっと浮かれていいはずなのに、
話しを聞いていて、100%は喜んでいない気がしたので
「どうしたの?何かひっかかることでもある?」って
水を向けたら、「嬉しいけど・・・複雑なんだよ・・・」
って、意外な言葉。
だって、子供が欲しくて体外受精したんでしょ?
何をいまさら・・・
って思わず言ってしまった。
子供が出来てたらうれしいけど、
でも、不安もたくさんあって、
もう自分の好きなこともできなくて、
夫も育児に協力してくれるかわからなくて、
家に閉じ込められるのかと思うと
やっぱり、憂鬱な気持ちにもなる。
夫にその気持ちを言うと
”それは産めない人間の言い訳。
産めない体だからそういうこと言って
ごまかしてんじゃない”
みたいなこと言われたの。
何それ?
パートナーが言う言葉か?
と、かなり憤慨したんだけど、
もしかして、順調に妊娠、出産を経験する夫婦は
素でそういうこと、考えるのかもしれないな、とも思った。
「そんなに子供が欲しくない」って自分に思い込ませて
逃げ道を作っておかないと、自分がつらいんでしょ
みたいなことを私も言われたことあるし、
複雑な気持ちっていうのは、なかなか理解されない。
多分、彼女が言いたいのは
自然妊娠をした女性の気持ちとなんら変わらない。
私も初めて妊娠をした時、嬉しい気持ちよりも
戸惑いの方が大きかった。
こういうことを言うと、母性が足りないって言われるのかな。
でも、多分、30まで仕事してたら
そういう気持ちは多少はあると思う。
うちの夫と姉さんが結婚したら
流血沙汰だね。
私だからもってるようなもんだって、友達は笑ってたけど
体外受精でも自然妊娠でも
夫のサポート、信頼、協力が
あるのとないのとでは、女性の気持ちが違う。
妊娠、出産は女性が1人で引き受けるしかない。
だから、その後は2人で協力し合うのが当然だろう。
他にもいろいろ話したんだけど
ネガティブな話題が多くて
夫にそのことを話したら、
「そんなんじゃ、子はかすがいどころか、ケンカの種じゃん」
って、争いごとが苦手な彼は、思いっきり引いてた。
話しは少し反れるけど
フランスでは国ぐるみで少子化対策に取り組んでいて、
実際にその成果がでているらしい。
新婚旅行でパリに行ったとき
マタニティドレスのテナント、路面店が多いのにはびっくりした。
日本では、ショッピングの街、新宿や銀座を歩いてて
マタニティの路面店なんて、私見たことないです。
アヴィランドやヴィトンでも、おなかの大きな妊婦さんが
働いてたし、どういう対策をとっているのか、詳しく知らないけど、
よその国の人間が、肌で感じるということは、
実際、素晴らしい成果があるのだろうと思う。
日本では子供がいると自由が束縛される感が、
少なからずあって、マイナスに感じる夫婦もいるけど、
今フランスでは、子供がいることがステイタスというか、
かっこいいという風潮になってきて、
子供を産みたい女性が増えてきているそうです。
国や社会や夫が協力を惜しまず、
女性のみの負担になるのでないなら、
日本ももう少し出生率が増える気がしますけどね。
あ、でも、その代わりフランスは
ものすごーーーーく税金高いです。
子供やお年寄りの面倒は、みんなでみようってこと
なんでしょうね。
そうすると、私みたいな子無しや独身は
ただでさえ、高い税金払ってんのに、この上
他所の面倒まで見れるか、ふざけんじゃねーぞー
ってふてくされちゃうかもしれないですね。
ま、何がいいのかは一概に言えないけど、
最低、夫の協力は必要でしょう。
いいとこ取りのだんなさま、あきれるほど多いです。
世の男性諸君、もう少しがんばってくださいねー。








