まだ20代前半の頃ですが、未熟者の僕は、「弁護士や公認会計士の資格を取れば、翌日から寝転がって判子だけ押していれば年収ン千万円の生活が待っているんだ」と思い込んでいました。


その後、いろいろな弁護士と折衝する部署に異動になりました。


「弁護士」というと、とんでもない知識と人格を備えた、雲の上のような人を思い浮かべるのではないでしょうか?

勿論、そういったスゴイ弁護士も沢山いましたが、「この人、普段はこんなんだけど、試験をやらせればすごいんだろうな」って弁護士も沢山いました。

当然、このタイプの弁護士も表面上は「先生」と呼ばれていましたが、裏ではダメ弁護士と呼ばれ、バカにされていましたね・・・。

ダメダメな弁護士は、当然ながら事務所もぼろぼろで、全然儲かってなさそうな感じです。


これを見て、理解しました。

「弁護士や会計士も、結局は中小企業の社長なんだ!」ということに!


儲かっている個人経営の飲食店は、美味しいだけでなく、インテリアから雰囲気作りまで、他とは違ったセンスを感じますよね。

それと同様に、儲かっている弁護士は知識が豊富なだけでなく、お客さんの取り方や、お客さんを満足させる術も上手です。当然ながら、お客さんを満足させるために一生懸命勉強されていますし、お客さんに対して一生懸命働いてくれます。

ダメ弁護士の中には、「コイツより、俺の方が法律知識あるんじゃね?」って感じの、全然勉強していない人もいました。


結局のところ、どんな職種にしても、独立するなら商売の才能が必要だと思います。


この商才というものは努力して身につくものかどうか分かりません。

ただ、儲かっている中小企業の社長さんとお話しする中で感じることは、やはり天性の才能というものが大きく影響しているように思います。このタイプの方は、キラリと光るセンスを持ち合わせていて、「この人には勝てないなぁ」と感じます。ま、このタイプの社長さんに圧倒されること自体で、僕はサラリーマンか公務員タイプなんだろうなと感じますね。


後天的に身に付く商才といえば、フットワークの良さだと断言できます。

あくまで金融業界の中で得た経験上の話ですが、仕事は絶対ためないほうが良いです。

球は、自分の手元で握っている期間が長ければ長いほど不利です。

さっさと処理して、投げ返したほうが良い。

モタモタしているとトラブルの温床になる上、「だめな人」の烙印を押されかねません。

勿論、仕事ができる人の中で、フットワークが悪かった人を見たことがありません。


今後どういう道を歩んでいくのか分かりませんが、フットワークこそ営業の基本だと思っているので、この点だけはずっと大切にしていきたいなぁと思います。