お客たん/ブランドの者
反応なし・・・
両眼開眼
赤から黄
美容院に行って
10日目・・・
遭遇したライブハウスの社長が
初気付き
オヌシラ
ソウイウトコダニ
はっちゃんです
同日
2015/11/06(金)
(点滴2日目-夕方)
はっちゃんは欲張りだ
一度延びた時間
はっちゃんには
まだまだ足りない・・・
ウィンクさんのやわらかさとか
ウィンクさんの温かさとか
ウィンクさんのかわいさとか
まだまだまだまだまだ・・・・
はっちゃんには
足りないのだ
なんぴとたりとも
はっちゃんより先に
逝ってはいけないと
話したではないか

それでもはっちゃんが
最低限冷静でいられるのは
自ら痛みを和らげたり
安楽死ができる能力が
猫ちんたんに搭載されている
システムのひとつとして挙げられる
という情報を
入手したからだ
とても
クールな能力だ
それに対し
たくさんのコトを
覚えていられないシステムが
はっちゃんに搭載されている
能力かもしれない
このような
ツライ出来事も
嬉しかった出来事も
こうして記録していなければ
あやふやになってしまう
便利なコトもあるが
忘れたくないコトも
あるよ
病院帰りのウィンクさんは
よく話す
外出すると猫ちんたんには
ストレスがかかるというが
むしろ今は
気分転換の顔つきで
ご機嫌な返事をするのは
外の方が多い
行き道は嫌がる声だが
帰り道は余裕の声だ
家に戻ると
はっちゃんお気に入りの
ウィンクさんにソックリな
猫ちゃん指輪を
ウィンクさんにあげた

大事な宝物あげる
ステロイドのせいかな?
目を閉じたがらなかったけど
眠そうに瞼が閉じていく

抵抗してるけど
打ち勝てない様子だ
眠りに入るけど
時々
ハッと目を開ける
ウィンクさんもなんだか
アッチの世界に
誘われるように眠るのに
まだ
蘇ろうとコッチに戻ってくる
ずーと
ウィンクさんを見ていたいのに
ウィンクさんと過ごす
静かに流れる時間が
あまりにも心地良すぎて
時々
どーにもすさまじい眠気が
襲ってくる
これも
自己防衛の一種かもしれない
己が壊れないように
こんな時でも人型は
自己中心的なシステムだ
腹立たしい
ウィンクさんは時々
突然に顔つきを変え
起き上がり
横たわる場所を変えていく
点滴のせいなのか
オシッコのニオイが強い
いつものオシッコ臭とは
あきらかに違う
もう一段階
全てが変わり始めた
食べてはいけないと
言われているモノでも
食べれるのなら食べたらいい
食べてほしい
でも
食べない
大好きな焼のりも
もう
食べない
ニオイを嗅いだだけで
気持ち悪くなるようだ
何か水分的なモノでも
少し口から入った瞬間に
吐く
ウィンクさんに
「ありがとね」とかの声を
かけてしまうと
最期になってしまいそうだから
ずっと
言葉にはしなかったのだが
そろそろウィンクさんが
言葉を聞きとれてるうちに
伝えておかないといけない
そう思った
ほんの小さな細胞が
ウィンクさんを喰いつぶしていく
ウィンクさんは
静かに耐えている

痛みも苦しみも何も訴えず
静かに横になっている
悟りを開いているのかと
思えるくらい
静かに時と向かい合っている
どこまでも
美しいウィンクさん
用事でお店に行っている間に
オシッコはしたっぽい
電気を消した暗闇で
視線は一点を見つめたまま
ウィンクさんの名前を呼ぶと
シッポの先で返事をしてくれる
まだ
ちゃんとわかっている
ウィンクさん

ダーイスキ