小さな握りこぶし48閉園間近で象も屋内の檻でゆうご飯の木の枝を食べていた器用に前脚と鼻を使って大きな枝を細かく裂いていく私たちには容易いことだが自分の身体を使ってここまでの芸当ができる象に心から感動した1度で裂くのは容易いことではない檻の中の象は何度も何度も同じ枝を裂こうと挑戦し続けるやっと裂けた時の悦びを彼は感じているのだろうかわたしはその姿にただただ見とれるばかりであった小さな握りこぶし