翌朝6時

彼からメールが来ていた

「今から出発します」

「はーい

気をつけてね」

メールを返しながら

少しづつ不安がつのる

不安の方が大きくて

"好きな人に会う"ドキドキ感は

全くと言っていいほど

湧いてこなかった

はぁー

わたし上手くやっていけるだろうか

ここまで来たら

"やっぱり止めます"とは

とても言えない

心の中で

彼が少しでも遅く着くように

願っていた

一方の彼は

順調に東京まで南下し

「今、神奈川にいます

順調に走行中(^-^)」

と返してくるのであった

人の気も知らんと

まぁ、彼にも

少なからず不安はあるのだろうが

まったく感じさせない

理由もなく益々

不安になっていくのであった

もう彼は目の前まで

来ている

小さな握りこぶし