その寂しさを自覚して

受け入れた時

わたしは声優の道を諦めた

「辞めてからは

塾講師と居酒屋だけ続けてたの」

目標を失ったわたしは

1番責任が重い

インストラクターを辞め

自然と塾講師の仕事に重きを置いていた

居酒屋は生活費のためであった

こどもはどこまで行っても

純粋で

一緒の時間を過ごすと

心が洗われるようだった

不思議だったが

嫌ではなかった

子を見れば親がわかる

他人は自分を写す鏡

先人の教訓を実感できた

わたしは講師と生徒という

枠を取り払って

ただ純粋に自分の知識を

後世に伝えていきたいと

考えるようになっていた

愚痴をひたすら聞くだけの時間や

勉強から離れる時間が

必要な時もある

なぞなぞをしたり

絵しりとりをしたり

合間に気分転換を

取り入れたりもした

小さな握りこぶし