癌の治療に携わっていると、人の最後というものをたくさん見ることになる。
ピンピンコロリで逝かれた方、つらいつらいと言ってなくなっていく方、家に帰りたいって言いながらなくなる方、様々である。
その中で、ほんとにこれでいいのか、と思うところは数多くありその度に後悔や反省を繰り返している。
最近アライブという在宅医療のドラマをやっていることを知った。私は全く医療ドラマを見ない。それは医療のかっこよさとか裏の黒いところとかキャラクターをメインで見せている番組であって、全く心にグッとこなかったし、決してリアルではないのだ実際。
しかしこのドラマは、今後近いうちに近い誰かに訪れるかもしれない誰かの死に対してどう向き合うかを、医師にも看護師にも、そして患者にも教えてくれるリアルないいドラマだ。大変リアリティがある。身内で押し付け合う家族、治療を諦めキレない家族、家族との時間を大切にしたいけど患者の辛さと気持ちでうまくいかない家族。
なんてリアルなんだろう。
台詞の一つ一つがほんとに聞いたことある内容なので、医者としてはとてもつらい気持ちになるが、どうすればよかったのだろうという気持ちにうまく折りをつけてくれるかもしれない。
今後も期待して見ていきたい。
