Vanilla Flavored Notes

Vanilla Flavored Notes

思ったことをつらつらと・・

シンガーソングライター指田フミヤさん(さっしー)のファンです。記事の9割方はさっしー絡みのことを書いているんじゃないかな・・そんなある意味マニアック?なブログです。さっしーファンに読んで頂けると嬉しいし、読んでさっしーファンになって頂けるともっと嬉しいです。
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シンガーソングライター指田フミヤさん初の配信ライブ
Online Performance 2020 ~player~は

予期せぬ機材トラブルの為予定を大幅に変更して行われました。

急遽予定になかったライブを行い現場から生配信し

さらにその後、あらかじめ用意されていた編集済みのライブ映像を流すというまさかの2本立て。

前者は、コメント欄を通してのリアルタイムでのやり取りが臨場感に溢れていて実際にライブ会場にいるような気になれたし

後者は、双方向性こそないもののアーティスティックな香りのする質の高いミュージックビデオを観ているようでした。

もしも機材トラブルがなかったら?

後者だけがオンラインライブとして配信される予定だったのでしょうか。

本当のところは私達には分かりません。

でも、配信ライブの新たな可能性を探った結果がこれなのだとしたら

事前収録映像の配信もアリかなって思うことにしました。

確かに、2本目のライブ映像の方が音声も映像もよりクオリティが高かったような気もしますから、ね。

さて前置きはこのくらいにして

そろそろ後編の感想などを。

相変わらず好き勝手なことばかり書いておりますが、もしよろしければお付き合いくださいませ。





後半の配信ライブ全13曲の中で私が特に「おおっ!」となったのはこの3曲だった。

 まずは「バラッド」

「花になれ」でさっしーを知った私にとって、その後に出た4枚目のシングル「バラッド」には様々な思い入れがある。

あの頃はプロモーションも盛んで、本当に沢山の場所とシチュエーションでこの曲を聴く機会があった。

さっしーにとって最も多忙な時期だったかもね

かくいう私も駆け出しの1ファンとして精力的に出掛けて行き、そしてその都度ファン友さん方と熱く盛り上がり語り合ったものだった。

今から思えばファン活動の最盛期だったんじゃないかな。

楽曲も唄声もビジュアルも(なんならドラマも)全部ひっくるめて大好きだった。

端正な佇まいと美しい声を持つシンガーソングライター

その彼が約束の地=武道館を目指しスターダムを駆け上がる姿を絶対に見届けるのだ!と本気で応援していた。

もちろん今もその気持ちにかわりはないですが

バラッドを聴くと、当時の楽しかった思い出が蘇りそして少しだけ気恥ずかしくなったりもする。

久しぶりに真っ向勝負のバラッドが聴けたのは良かった。

やっぱり名曲だよね
こんな歌詞、さっしーにしか書けないよね

言葉が足りなくていつもいつも同じ感想になってしまうけれど

月日が経っても良いものは変わらないんだなって思う。


2つ目は、これとは対極にある「スマイル」が良かった。

無観客ライブの利点を最大限に活用したカメラワークにすっかり魅せられてしまった。

この曲のアレンジャーでもある黒ちゃんと対峙して唄う緊張感のある映像にドキドキした。

ヒーローであることも優等生でいることも「やーめた!」なんて言いながら

次の曲「花になれ」へと繋げるその強引さと落差がすごくさっしーらしい。


そして3つ目は「笑ってよ」

誰が何と言おうとこの配信ライブ最大の聴きどころはアンコールの「笑ってよ」だったと思う。

もうね、圧巻の一言

本人は「デビュー以来一度も歌っていない」と言っていたけれどそんな事はなくて

「嘘月」が出るまではワンマンライブの際のアンコール曲だった、と記憶している。

あれはまだ私が初心者マーク付きのファンだった頃、初めて行ったワンマンライブで「笑ってよ」を聴き衝撃を受けたものだ。

目の前にいる若者にはこんなにも悲しい過去があって

その過去を元に書いたというあまりにも哀しくて美しい楽曲に心を奪われた。

唄が始まると会場のあちこちからすすり泣きが聞こえ、なかには激しく嗚咽している人の姿もあって

一体なんなの⁈  これは!・・状態だった。

ライブの最後をこんなカタチで締めくくるアーティストなんてそれまで知らなかったから

完全に言葉を失ってしまった。。

この時以来私はすっかりさっしー沼にはまってしまい、今も一向に抜け出せないまま現在に至っている・・

それにしても何故今「笑ってよ」だったのだろう?

MCでは「こんな時代だから」と言っていたけど、いやいやいやいやとんでもない。

こんなにも悲しい笑ってよって言葉を私は過去に聞いた事がない。

武道館のお披露目からちょうど10年

もしかしたらこの節目のタイミングで自身の原点に戻ろうとしたのかも知れない。

だとしたらここまでの11曲は全てこのアンコール曲に繋げる為の伏線?

ラストにhelloを持ってくるという新しい展開も良かったし

こんなふうに考えると今回の配信ライブのセットリストはとても貴重なもののような気がして来る。

「たぶん2度とやらない」なんて言わず、是非また進化した「笑ってよ」を聴かせて欲しい。

それにしても笑ってよの歌詞は美しい。

咲く場所を迷う小さな花が瞳を閉じていたり
孤独な月明かりが夜明けを遠ざけたり

20代前半のさっしーがこんなにも詩人であったことに改めて驚かされる。

今はどちらかというと官能小説家っぽいけどw

アーカイブの公開期間はあと3日

この歌唱シーンだけでも見返す価値は充分にあると思っている。




ついつい幻の名曲「笑ってよ」にフォーカスして記事を書いてしまいましたが

もしかしたら2014年以降にファンになられた方はこの曲が誕生した経緯や背景をご存知ないかも知れませんね。

私もロングインタビューを久しぶりに引っ張り出して読んでみました。

記事を引用することはしませんが「笑ってよ」に関する部分だけ貼っておきます。

奇しくも昨日10/12はデビュー記念日

指田郁也誕生秘話を読み返しひっそりお祝いしたいと思います。











セットリストその2

ハッピーエンド
ドナー
哀シテホシイ
上り電車
ヒーロー
バクダンシンドローム
真夜中のシンデレラ
バラッド
traveling (カバー)
スマイル
花になれ

笑ってよ
hello