「知ってます」と言ったら終わり

「それは知っています」

と言わないことです。

人は自分のことをすごいと思われたい生き物なので、
どうしても少しでも知っていることがあると、
つい、それ知ってますと言ってしまう傾向にあります。

ただ、せっかく自分よりも上の立場の方が
アドバイスしようとしてくれているのに、
それ知ってると言ってしまうのは、
相手はどう思うでしょうか？

「だったら何も教えないよ」

と思ってしまうのが普通ですよね。

どれだけ知っているつもりのことであっても、
別の視点から見たら全く別の物に見える物です。

なので、たとえ聞いたことがあるような話題でも、
新たな発見を探すつもりで素直に話を聞きましょう。

そこから学びになることはもちろん、
素直に聞く姿勢は非常に好感を生みます。

その好感が人間関係をよくし、
距離を縮めてくれます。

これは本当に重要なことなので、
ぜひこの考え方を自分のものにしておいてくださいね。

オーバーワークは「悪」

限られた時間の中で
目標を達成しなければならない。

ビジネスをする上では
よくある事ですよね。

しかも、
その中で思ったように作業が進まず、
精神的に追い詰められてしまう。

このような経験も多いのではないでしょうか？

無茶をすれば成果が出る事も稀にあります。

しかし、そのような成功は長続きしません。

それどころか、疲労感が蓄積していって
精神的にも疲弊していきます。

そうなると体調を崩したり、大きなミスをしてしまったり、
とんでもないしっぺ返しを食らうことになりかねません。


このようなオーバーワークははっきり言って
「間違った努力」なのです。

「正しい努力」は
ひたむきに頑張る。ということだけではなく、
結果をしっかりと見据えた上で、
それを達成するために最短距離を探す努力をすることです。

努力を履き違え、身を削って頑張る自分に酔うのは
ただの自分勝手な自己陶酔でしかありません。

ビジネスは良くも悪くも
結果が全ての側面が強いものです。

まずは目標を見据えて、
そこから逆算して近道を見つけられるようにする。

それが「正しい努力」であり、
ビジネスにおいて常に肝に銘じておくべき考え方です。

１万時間の法則

何か成果をあげようと思った場合、
一部の例外を除けば、大抵は３年かかります。

中、高の教育が３年間なのも
こういったところを考慮しているわけです。

あなたは「１万時間の法則」をご存知でしょうか？

「１万時間の法則」とは、
何においても、プロのレベルになるには
１万時間もの時間を要する。という法則です。

１万時間を３年で割ると１日９時間という計算になります。

仕事であれば、就業８時間を集中的に過ごして
その上で１時間をやりこんで、なんとか３年です。

簡単に３年と言いましたが、
これがわかっていて３年も継続できれば大したものです。

多くの人は、３年続ける事はおろか
１年間続けるのも難しいでしょう。

こうした結果、
世の中には、継続できる人と
できない人との格差が生まれます。

これはそのまま
成功できるかできないかの格差といっても過言ではありません。

この状況でも格差は生まれています。

「今すぐ成功しなければ意味がない。」
「３年も時間をかけられるはずがない。」
と思ってしまっている人と
「今からでもコツコツ３年間頑張ってみるか。」
と思えた人との間に大きな格差が出来てしまいます。

もちろん、３年というのは
非常に長い年月ですので、
「自分には無理だ」
と感じてしまう方も多いかもしれません。

しかし、
３年間ひたむきに頑張った人と
初めから諦めてしまった人には、

スタート時から大きな差がつきます。

１ヶ月後にはさらにその差は開き
１年後には住む世界が違うくらいの差になるでしょう。

３年後の事を必要以上に考えて
思い悩んでしまうのではなく、
「３年間の努力」が必要な事をしっかりと自覚して
今すぐに行動に移す事が大切なのです。