基本動作は綺麗に見せるために、各関節を伸ばすように求められる。
各関節を伸ばすということはイコール緊張に繋がる。
〇姿勢を正しく→脊柱起立筋を固めて、いわゆる背すじを伸ばす。
(下手すると首の筋肉まで固めてしまう)
〇肘関節から指先までの関節を伸ばす→腕から指先までの筋肉を固める。
(最悪、肩甲骨周囲の筋肉まで固めてしまう人もいるでしょう)
各部位の筋肉を固めれば心も緊張してしまう。
腹式呼吸と同じく、身体の状態が心にも影響する。
吹矢で良い点数を出すには、基本動作による緊張を避ける必要がある。
そのためには、基本動作によってどこが緊張しているのか身体を観察する必要がある。
そのうえで、基本動作により緊張していないならばそれでOK!
基本動作を綺麗に見せながら緊張しない方法は、各人が工夫されているでしょう。
しかし初心者の間はなかなか難しいのではと思われる。
ポイントは、綺麗な姿勢を求められるのは、礼から3秒-9秒の深呼吸終了までで一旦終わるということ。
その後は首の緊張を緩めて顔を的に向け、肩・肘・手首を緩めて筒を上げていくだけ。つまりは、最初の深呼吸が終わったら身体の緊張を抜きリラックスすればいい。
再び綺麗さを求められるのは、吹き終わって筒を正面に持っていくところから再開される。それまでの間は、好きなだけ脱力(リラックス)すればいい。
9秒の最後で区切って、いったん心身ともに脱力する。そして的当てゲームに集中する。
入会してすぐに才能を発揮する人の特徴として、こういったメリハリがあることが伺える。
基本動作が無駄だとは思っていない。深い腹式呼吸が習慣化する。また、吹き終わった後に心を整える効能もある。慣れてくると綺麗に見せながらも脱力する塩梅が分かってきて、3秒9秒の深呼吸と6秒の呼吸により静かな集中力が生まれる。(集中力の度合いは練習期間と才能に左右されるとは感じる・・・)日常生活において苛立つことがあったら、基本動作の呼吸をすれば落ち着いてくる。これが一番の効能かも。