3 | 妄想日記

妄想日記

作家。
日記と引き寄せ、宇宙の話メインです。



白と薄いモスグリーンが混ざったような色に見えるが鏡にもなる不思議な
大きな冷蔵庫を開けて
炭酸水とレモンを取り出す。


アラジンと魔法のランプに登場しそうな
口が曲がった急須(ランプではない)でお湯を沸かし、


レモンを輪切りにして
炭酸水を入れたコップに絞る。


カウンターの上にある半分ほど既に誰かに食べられている
シャイン・マスカットを2粒ほどつまみ、
リビングの大きな窓を開ける。


風が気持ちいい。
夏が終わり、うろこ雲が空一面に広がっている。
庭のプールに葉っぱが何枚か落ちている。
プールの掃除を頼まないといけない。

9月に入ったが、まだ蒸し暑く、
子供達は毎日のように
プールに入りたがっている。

今日は学校が終わってから
ナイトプールをするのもありだな、と思った。
この間もらったシャンパンを開けようか。


急須の沸騰する音でキッチンに戻り、
白湯を飲む。


さあ、まだ誰もが起きていないみたいだし
ヨガでもしようか。


外でするには
ピッタリの季節だ。

プールの脇にちょっとした木陰がある。
私は紫色のヨガマットを敷き、
その上でゆっくりと身体を伸ばしていく。

腕や脚の伸びた感じ、
背中を伸ばすと気持ちよく、
とても幸せな時間だった。


丁寧に、時間をかけながら
身体を戻し、あぐらをかく。

私にとって大切な瞑想の時間。

思考をするのをやめて
呼吸だけに集中する瞑想もお気に入りだが、
かなり集中しないとできない。

ヴィパッサナー瞑想は比較的取り入れやすいので、
毎日5分から10分はするようにしている。


そういえば以前、
呼吸に集中する瞑想をした時、
すごい体験をした事があった。