読書感想文 ー 2作品 | Sashaのブログ

Sashaのブログ

素直な気持ちを書いてみよう!

こんばんは、おはこんにちは。
新しい週の始まり。最近買い替えたベッドとあう枕がないみたいで昨夜は特になんかしっくりこなくて夜中に起きたりして朝は起きたら体がガチガチになっていて快眠が恋しかったです。今日は又別の枕で寝てみようと思います。

さて、今日は読書感想文で最近読み終えた2作品。
いづれもかなり素晴らしい作品で又もう一回読みたいと思うくらいでした。

1つ目は、この間読書感想文を書いた『グラスホッパー』の続編の伊坂氏の『マリアビートル』です。こちらも同じように殺し屋の話ですが、今回の殺し屋たちは少し異質で名前は、檸檬・蜜柑・王子・天道虫・そして謎の老夫婦です。
この中でも一番恐ろしいのが何と中学生の「王子」。彼は端正な顔立ちの一見したら御坊ちゃまの静かそうな中学生に見えるようですが、何とも冷血で狂気じみた性格で読んで行けばいくほど彼の異常性を文章に散りばめられた彼の台詞から感じ取れます。

彼は全ての大人に同じ質問をします。それは、「何で人を殺しちゃいけないの?」というもの。そして理由として「だって戦争や死刑とかでは人を殺しても良いとされるのに」という内容で、それぞれの大人が色んな答えを言うのですが真意は同じというか、「基本的に大人の都合でそうなっているから殺してはいけない訳ではない」というのが質問をした王子も含めて周知の事実であるというのが分かります。この場面は伊坂氏が国家や政治や経済や何か大きな大人社会の非同理性を揶揄しているような気がしてなりませんでした。

最終的には「罪と罰」という大事な因果応報を描かれているし、最後の終わり方は読者自身に想像を残す形で結論をもっていっていて、さすが!っと思わざるを得ない作品でした。
このまた続編がいつか又出版されたら読みたいなと思います。伊坂氏の作品って圧倒的な悪や自分の力ではコントロール出来ない状況の中で人間の闇が渦巻く姿というのが素直に描かれていて好きです。色んな事を隠しながらキレイな作品になる物語も感動するけれど、やっぱり私のコアな部分には陰があるから、こういうダークな作品がしっくりくるのかもしれません。


2つ目は久しぶりの東野氏の『マスカレードホテル』。結構新しい作品なのですが、先日日本出張に行ってきた会社の人が買ってきてくれ会社の本棚にあって読ませてもらいました。
こちらは嬉しい新シリーズみたいで、本当に次から次へと良く設定から登場人物から思い浮かぶなっと彼の才能には本当に圧巻です。私自身も物を書いて生きていければと考えているくらい文章を書く事が大好きですが、きっと仕事になって強制的に気分に関係なく書き続けなければいけないという状況になったら書けなくなる時もあると思うので、そういう意味で日々色んなことを吸収しようとしてる引き出しの多い方なんじゃないかなっと勝手に想像しています。

この話は刑事がホテルマンに変装して連続殺人事件の現場を取り押さえるというのを目的にした物語。『マリアビートル』は舞台は新幹線の車内という非常に狭く限られた空間で巻き起こる物語で後書きにも書かれているように、あれだけの狭い空間を壮大な舞台のように描ける才能を感じるのですが、この作品も同じように1つのホテルのみを舞台としているのに凄くスケールの大きさを作品を通じて感じさせられます。

この物語の主役である少し癖のある若手で敏腕な新田刑事という登場人物は凄く性格や事件に対するアプローチが素敵で、いわゆる良い人タイプでもないのですが、ドラマにしたとしたら主役の俳優さんを好きになってしまうだろうなっというキャラクターです。
俳優さんで言えば誰が合うかな?!うーん、ベタだけど小栗旬くんとかは演じきれちゃいそう。

物語は最初に想像している以上に多くのお客さんが登場して行く事で、きっとこの人が犯人なんだろうなっという読者の予想を良い意味で裏切ってくれます。トリックも凄く巧妙で色んな客が全て怪しく思えてしまうのは登場人物も同じ気持ちで人間ってやっぱり犯行現場になるという過信があると、その場にいる人が皆怪しく見えちゃうもんなんだなーっと先入観の恐ろしさを思い知らされます。そして、それを裏切る事無く最後に明かされる犯人は色んな意味で驚きを与えてくれます。

この続編は既に出ているようで友達が持っているのを知ったので、今読んでいるシリーズ本を読み終えたら借りようと思っています。
あ、今読んでいるシリーズものは山崎豊子さんの『運目の人』。こういう歴史物とかシリーズものって本当は読まないタイプなので、上記2作品に比べると読む速度も遅いしのめり込むってところまで正直いけないのですが、毎日少しずつお風呂タイムに読んでいこうと思います。
ってことで、バスタイムでございまーす合格