こんにちは照れ一回目の投稿からかなり間が空いてしまいましたが、今回から一つ一つの栄養素についてご紹介していきたいと思います!

余談ですが、今月無事にカナダの栄養マネジメントの資格を取得しました爆  笑

 

第一回目の今日は【ビタミンA】についてです。以下3点に絞って、分かりやすく、詳しく、まとめてみました!

 

1.ビタミンAとは何か?

 

ビタミンAとは身体に必要な微量栄養素の一つで、脂溶性ビタミンに分類されます。脂溶性ビタミンとは何かと言うと、その名の通り油に溶けます。体内に入った脂溶性ビタミンはリポプロテインという複合体粒子と結合して小腸から吸収され、主に肝臓へ蓄えられます。このリポプロテインがないと、脂溶性ビタミンは移動できません。
ビタミンAはさらに細かく分類すると、動物性食品に含まれるレチノール、レチナール、レチノイン酸に分けられます。それぞれが細胞保護や免疫機能に役立っています。そして更に、ビタミンAの合成を助けるのが植物性食品のカロテン(βカロテン、αカロテン、βクリプトキサンチン)と呼ばれるプロビタミンAです。こちらは、正確に言うとビタミンAではなく、ビタミンAを合成する成分です。
 

2.なぜ必要なの?~欠乏症と過剰症~

ビタミンAの主な働きは皮膚や粘膜、目の網膜の保持、抗がん作用、免疫力の維持です。つまり欠乏すると皮膚が乾燥しやすくなり、免疫力も落ちるため、そこから感染症などにかかりやすくなります。また、暗い所で目が見えにくくなる夜盲症にもなりやすくなります。

一方、過剰摂取してしまうと、ビタミンAは肝臓に蓄えられる為、肝臓への負担、そして、頭痛、吐き気、などの症状が現れます。特に注意が必要なのは妊娠初期で、過剰摂取が認められると、胎児への先天性異常が起こる可能性が上がると言われています。ただし、過剰摂取の心配があるのは動物性食品のみになります。前述したように植物性食品に含まれるカロテンは合成の手助けとなる為、吸収率も低く、過剰摂取の心配はありません。

3.何をどのくらい食べたら良いの?

 

日本人のビタミンAの一日の推奨量は約700㎍、上限量は2,700㎍です, と言われても、もちろんピンとこないかと思うので具体例を挙げます。
ビタミンAが多く含まれる食品として、レバー、魚、卵の黄身、チーズなどがあげられます。一方過剰摂取の心配がない植物性食品だと緑黄色野菜や果物(人参、かぼちゃ、パプリカ、マンゴー、メロン、プルーン)などがあります。
例として、鶏レバー60g中に約7,000㎍、卵一個分には約230㎍、鯖60gには110㎍、チェダーチーズ30gには約350㎍が含まれています。
 
結論
欠乏症になるのは稀ですが、緑黄色野菜や果物から積極的に摂取して抗がん作用や免疫力アップを期待しましょう!
レバーの食べ過ぎには気をつけてくださいねニコニコ
 
それではまた次回!
栄養講座の続きはビタミンB群になります!お楽しみに!
 
照れリンドール照れ