今回も引き続き脂溶性ビタミンを説明していきます。

 

1.ビタミンEとは何か?

 

ビタミンEとは、脂溶性ビタミンの一種で、別名トコフェロールと言われます。摂取されたビタミンEは小腸から吸収され、肝臓で代謝されます。

 

2. なぜ必要なの?~欠乏症と過剰症~

 

主な働きとして良く知られているのが抗酸化作用ですが、これはフリーラジカルと呼ばれる身体に悪影響を及ぼす活性酸素から守ってくれる効果です。

あまり知られていない効果としては、”セックスビタミン”と呼ばれ、性機能の血液循環を助ける働きがあるとされています。

 

つまりビタミンEが欠乏すると、特に体内に蓄えられているビタミンの量が限られる未熟児では赤血球膜の酸化が更新し、膜が破れてしまう溶血性貧血がみられます。他には、動脈硬化や心血管疾患に関与すると言われていますが、一般的に欠乏症は稀です。

 

一方、過剰摂取も稀ですが、ビタミンEはビタミンKの代謝や排せつを助ける働きがあるので、ビタミンKの大切な役割である血液凝固を妨げてしまう可能性があります。

 

3. 何をどのくらい食べたら良いの?

 

一日の目安量は約6.0mg、上限量は約700mgとされています。 主に、ナッツ類、植物性オイル、アボカド、サーモンなどに多く含まれます。

 

アーモンド30g当たり7.5mg

アボカド約半分当たり1.5mg

サーモン100g当たり4mg

オリーブオイル大匙1杯当たり1.9mg

 

結論

 

ビタミンEは他の抗酸化作用のあるビタミンAやCと合わせて摂取することで更に効果が期待できます。特にアーモンドなどのナッツ類はカロリー、脂質、プロテインも豊富で取り過ぎるとカロリーオーバーになってしまいますが、なにより手軽に摂取出来て、ミネラルも豊富に含まれる為毎日手のひらの半分くらいの量(私の掌だと20から30g位)なら問題ないでしょうニコニコハイキングのスナックにも良いですね!

 

次回は脂溶性ビタミンの鳳、ビタミンKです。お楽しみに!

 

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