最近は日本選手の活躍もあって日本でもフィギュアスケートの注目度があがってきました。
でも、アイスダンスは今でも知名度が低いみたいです。
そこで、アイスダンスに興味のない方々に
少しでもバンクーバー五輪のアイスダンスを楽しみにしてもらえたらいいなーと思って
ちょっと特集を作ってみました。
シングルやペアのようにジャンプがないためわかりにくい競技ではあるのですが
こんな楽しみ方もあります!例えばダウン

・シングルやペアではNGなボーカル入りの曲がOKなので
 選曲の幅が広く観客も楽しめる
・リフト(男性が女性を持ち上げる技)が新ルールによりアクロバティックになり見た目が派手になった
 (故障する選手が増えたので賛否両論のルールでもあります)
・魅せ方に気を配る競技でもあるので、衣装やメイクが凝っていて楽しい
・同じ理由でエンターテイメント性にも優れている
・ルックスのいい選手が多い(ダンスは見た目のバランスもある程度重要なので)
・通常アイスダンスは大体どのチームが勝つか予想できることが多いけれど
 バンクーバー五輪はどこが勝つか全くわからないという
 まれにみる大激戦なので、勝負の行方が超気になる!!
 
…とかいろいろ挙げてみましたが、百聞は一見にしかず、ということで
メダル争いをすると思われる有力チームを紹介していきたいと思いますビックリマーク
どのチームも個性豊かでそれぞれに違った魅力があるのですが
自分のフィーリングでお気に入りのチームを見つけることが
アイスダンスに親しむ一番の近道かな?という気がします。
選んだプログラムは私の趣味です。違う年だとルールも違うので比較はできませんが
どんな感じの選手なのかなーということが伝わるとうれしいです。
ちなみに、女性/男性の順で名前を表記しています。


イザベル・デロベル/オリビエ・ショーンフェルダー(フランス)
フランスのベテランカップル。2008年世界チャンプ。(略してデロション)
いつも凝ったプログラムを用意するので毎回楽しみなカップルです。
男性のオリビエの技術の高さスタイルのよさ、デロベルの繊細な演技など見所多し。
身長差のあるカップルなので豪快なリフトも見所の1つ。
優勝候補筆頭と思われていましたが、デロベルの妊娠により全く勝負が読めなくなりました。

2008 世界選手権FD ピアノレッスン
同名の映画サウンドトラックによるプログラム。
私はこの映画は残念ながら未見なのですが
口のきけない女性が主人公のストーリーなので途中で手話を交えながらの演技です。
情感豊かなデロベルの演技がいいです。




タニス・ベルビン/ベンジャミン・アゴスト(アメリカ)
トリノ五輪銀メダリスト。(略してベルアゴ)
とても早熟なカップルで、若くしてメダリストになりました。
特にアゴストの技術力の高さが評価されています。
ベルビンはフィギュアスケート界を代表する美人としても有名な選手です。
パートナーのアゴストも陽気で癒し系なため人気のあるカップルなのではないでしょうか。
身長差や見た目のバランスもちょうどよいカップルですね。
若いうちから活躍したせいか一時スランプに陥りましたが、
コーチを変えてから調子をあげてきています。
個人的に、このチームのメダルはかたいと思っています。

2004 世界選手権FD ウェストサイドストーリー
ミュージカルのウェストサイドストーリーのメドレー。
若いときのプログラムですが2人のイメージはこういう溌剌としたイメージが強いので選んでみました。
オリンピックシーズンはどんな方向性でくるのか楽しみですが
またこんなノリノリのプログラムもみてみたいなーと思ったり。。




オクサナ・ドムニナ/マキシム・シャバリン(ロシア) 
ロシアの大型カップル。2009年世界チャンプ。(略してドムシャバ)
身長173センチとモデル級のルックスを誇るドムニナと
彼女に負けないワイルドな存在感を示すシャバリンのゴージャスなカップル。
スケールの大きな滑りと優雅さが持ち味のチームで、毎回凝っている役作りも見所。
3月の世界選手権では接戦を制して勝負強い一面も見せました。
シャバリンは重い膝の故障を抱えているため、彼のコンディションがネックになりますが
よいプログラムが準備できてシャバリンの調子がよければ優勝候補のチームになると思います。

2008 ヨーロッパ選手権FD マスカレードワルツ
日本選手も使っていたのでおなじみかと思いますが、元々はアイスダンスでよく使われる曲です。
このプログラムはプレイボーイのシャバリンと望まない結婚を強いられるドムニナ、という設定で
ゴージャスで退廃的な曲がよく表現されていると思います。
2人ともスタイルがよいのでコスプレのし甲斐があるカップルです。




ヤナ・ホフロワ/セルゲイ・ノビツキー(ロシア)
2008年銅メダリスト。(略してホフノビ)
同じロシアでも割と王道路線をいくドムシャバに対し、個性的なアプローチをするのがこのチームです。
とにかくホフロワの身体能力の高さに目を奪われます。
身長差があることに加え、ホフロワの柔軟性を活かした豪快なリフトはとにかく凄いです。
オリンピックでも試合展開によっては
メダル争いに加わる可能性の高いチームです。

2008 世界選手権FD 禿山の一夜
優雅だったりおしゃれだったり軽快だったり
アイスダンスにも色々なプログラムがありますが、
2人はこのプログラムで強烈なインパクトを与えました。
とにかく凄いので一度みてください。




ここまでは年齢的にベテラン~中堅カップル。
次の2組は若手ながら大躍進中のチームです。
テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア(カナダ)
2008年銀メダリスト。(略してテサモエ)
はじめてみた時、彼らならグリプラ(オリンピック2連覇というギネス記録の持ち主)以来の
偉業を成し遂げることができるかも!と物凄い才能を感じたカップルです。
技術も表現も既に完成されている感じがします。
最近はサーカス顔負けのアクロバティックなリフトも売り。
オリンピックは彼らの地元開催でもありますし、プレッシャーに負けなければ
このチームが優勝することも大いにありえると思います。

2007 世界選手権FD 悲しきワルツ
スケートでこういう表現をするのはおかしいかもしれませんが
非常に透明感のある素晴らしい演技ですよね。
若いチームにしかできない演技でありながら、スケーティング技術も素晴らしいという
末恐ろしいカップル。




メリル・デイビス/チャーリー・ホワイト(アメリカ)
2009年世界選手権で惜しくも4位。(略してメリチャリ)
ここ数年で飛躍的に成長したカップル。
チャーリーの運動神経がずば抜けているらしく、高難度の技が散りばめられ
技術的には上位陣を上回るハイスコアを叩きだすこともある才能あるカップルです。
まちがいなくバンクーバー後にはテサモエと優勝争いをすることになるでしょう。
ホフノビ同様、試合展開によってはメダルの可能性もあります。

2009 世界選手権FD サムソンとデリラ
この2009年の世界選手権はLAで開催されましたが、地元開催ということを差し引いても
1番観客が盛り上がったのはこのプログラムだったと思います。
今シーズンも素晴らしいプログラムを期待しています!



以上現役の6チームを紹介してみました。
お気に入りのカップルはみつかったでしょうか?