ツイッターにて 「10分以内に1RTされたらがくカイで、看病しているシーンを描きます。 http://shindanmaker.com/56809 #couplingkaita」 という診断にRTして下さった奇特な方が3人もいらっしゃったのでかきこかきこ。
背後設定は解る方はにやけて下さい。
わからない方もにやけて下さい。
要するに、がくカイです。
と言うことで注意書き終了。
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コンコン・・・
がくぽがノックするも扉の向こうは静かなままだった。
もしかしたら先に出かけてしまったのだろうか…まさかカイトさんにかぎってそんなことはないか。
がくぽは小さく息を吐き出すと再び扉をノックした。
しかし扉の向こうに人の気配は感じられない。
「カイトさん…?失礼しますよ」
静かに扉を開くと部屋の主は未だ布団に包まっていた。
がくぽは口元を緩めるとおもむろにベッドに腰かけた。その反動でマットレスが揺れる。
「……んぅ…」
カイトは小さく唸るとゆっくりと瞳を開いた。
未だ焦点の定まらない瞳がゆっくりと動く。
がくぽはその様子を微笑ましく思う。
「カイトさんの方が遅いなんて珍しいですね。収録、遅れますよ」
クスクスと笑いながら布団の上からカイトを叩くとようやく覚醒したのかカイトが身を起こす。
がしかし、カイトの体は再び布団へ崩れ落ちる。
「あれ…?がくちゃん……なんか、僕、変……かも」
カイトは眉尻を下げ、情けない表情でがくぽを見遣る。心なしか瞳も潤んでいるように見える。
エヘヘ、と笑って見せるもその表情はどこか覇気がなく。
がくぽの大きな掌がカイトへと延びる。それがカイトの額へ触れるとがくぽは眉根を寄せた。
「熱い、ですね……
バカは風邪をひかないと申しますが…それとも熱があることに気付かないところをみるとやはりバカなのでしょうか…」
「がくちゃんひどい…」
がくぽはクスクスと笑いながらカイトの頭を優しく撫でた。
一方カイトは不貞たような表情を浮かべている。
「冗談ですよ」
がくぽはにこりと笑むと立ち上がった。
「とりあえず今日の収録は延期してもらう様マスターに伝えてきます。カイトさんは休んでて下さい」
「え…やだ。ラジオしたい……」
「ダメです。カイトさん調子が悪いと機嫌に出ますから。フォローする身にもなって下さい」
「……ごめん」
「それにどうせ、1日2日遅れたところでマスターが大変になるだけですから」
からりと笑うとがくぽは扉へと向かった。
「良いですか?ちゃんと寝てるんですよ。すぐ帰ってきますから」
退室間際にそう伝えるとがくぽは扉を閉めた。
がくぽは言葉通りすぐに戻ってきた。
手には氷枕となにやらトレイを持っている。
「朝ごはんまだかと思いまして」
トレイを取り合えず机に置くと氷枕をカイトの頭の下に差し込んだ。
頭を冷やす心地よさにほぅ、と息が漏れる。
「アイスくらいなら食べられるでしょう…?何なら食べさせて差し上げましょうか…口移しで」
「!?…イイっ!!!それくらい自分で食べられるっ!!!」
あわてて身を起こそうとするもカイトの体がぐらりと揺れる。
いささかあわてた風にがくぽはカイトを支え。
「冗談ですよ。カイトさんは横になっていて下さい。アーン位なら良いでしょう…?」
カイトはバツの悪そうな表情を浮かべながらも素直にそれに応じる。がくぽは緩く笑みながらひと匙掬うとカイトの口へアイスを運んだ。
「がくちゃんの冗談は解りづら…って、あれ…?何か入ってる…?」
口に運ばれたアイスの感触に違和感を覚えたのかカイトは不思議そうにがくぽを見詰めた。
「さすがですね。マスターが熱が出た時はすりおろしりんごが食べたくなるって言ってたので入れてみましたが…どうですか?」
「あ、うん。美味しい…気がするけど実はあまり味わかんない…って、…マスター何か言ってた…?」
カイトはヘラリと笑ってみせるが思い出したように不安そうな表情を浮かべる。
「下手に風邪声だと調教するの面倒臭いからしっかり休んでちゃんと治せとおっしゃってましたよ」
心配そうにがくぽを見上げるカイトにふわりと笑むと再びアイスを運ぶ。
するとカイトは条件反射のように口を開き放り込まれたアイスを咀嚼する。
2口3口と見る見る間にアイスは減っていき。すべてなくなるのにそれほど時間は要さなかった。
「さて、と。栄養取ったら少し休んだらいいですよ。それとも眠るまでそばにいて差し上げましょうか…?」
「うん…いて……」
がくぽは冗談めかして笑うが、カイトが極々小さく呟くと立ち上がりかけた腰を再び落ち着けてカイトの頭を優しく撫でる。
「仕方ありませんね。それでは子守唄でも歌って差し上げましょうか?」
「さすがにそれは、いい…」
カイトはクスリと笑みを零すも撫でる掌の心地よさに間もなく眠りへと誘われるのだった。