ブレ過ぎやろ? | 「政治」をひたすらネタ化する。

ブレ過ぎやろ?

 「ザ・小泉選挙の逆バージョン」

 
 本日の参議院選挙。
 ワタクシの知り合いである選挙区の議員は見事当選。あと、メールのやり取りを何度かした議員も比例区当選。
 個人的には一安心。

 でも、次々と自民党の大物議員が落選。おいおい、片山虎之助って超大物やぞ。
 そして、地方では次々と民主党が議席を獲得していく。おいおい、地方は自民党の票田やぞ。

 ワタクシの友人は言いました。
 「国民はブレ過ぎやろ?」

 確かに自民党は酷い。失言、金絡み、…叩けば埃しか出てこない。
 だから、自民党は選択肢ではなくなり、その逆である民主党に票が流れた。

 でも、さ。
 これって、民主党のマニフェストがきちんと読まれてたんやろうか?借金まみれの高速道路を無料化になんかできへんやろ?児童手当自体にずっと反対してきた政党の月2万6千円支給と言い出すことが信じられるか?農政は金をバラまくことで本当に変わるんか?
 そして、民主党の中には日教組幹部や労組幹部、安倍首相よりも右寄りな議員が一杯おるんやぞ?
 つまり、今回の結果は民主党がきちんと精査された結果ではない。なんやかんやで、民主党は敵失で勝っただけやろ?


 ワタクシは今回のような風というか波というか、「勢い」で政治の勝負がついてしまうことに、ただただ疑問符だ。

 2004年に民主党がマニフェスト選挙という政策で政権選択を行う体制を整えたにもかかわらず、小泉が郵政選挙でマニフェスト云々を論議する空気をぶち壊し、その勢いがそのまま今回の選挙も色濃く反映したような気がする。そして、こういう風潮は政策云々ではなく、結局勢いのある者が勝つという薄っぺらい政治を構築してしまうのではないか?


 ちなみに、ワタクシは何度も言うけど、自民党政治を酷いと思ってます。そして、酷いことが修正されるのは当然だとも思ってます。しかし、その酷さを変える為にはきちんとした政策のぶつかり合いがあった上で変えていくべきものだと思っております。


 そして、

 参議院は政党を選ぶ場所ではない。参議院は専門的な特質を持った個人を選ぶ場所。政党選挙は衆議院でやってくれ。そうも思ってます。


 まぁ、結局のところ、政治家は何を成してきたのか、何をしようと思っているのか。つまり、実績と政策だよ。ただただ、これだけで選ばれるべき存在なのだ。

 風だの、勢いだの、見た目だの、選ぶ基準とはならないのだ。

 でもまぁ、
 小泉選挙ではバカ政治家を多数誕生させたけど、今回の参院選においてもバカ議員を多数誕生させたことは、きちんと記憶に留めておきましょう☆

 そして、最後に。
 ワタクシは、民主党の勝利を喜んでいます。自民党と公明党には緊張感を持った政権運営をしてもらいたいのでね。そして、これを機に政界再編が起こってほしいと思っているので…。

 

 あ、追記…。
 おいおい、田中康夫が国会議員って…鬱。。。