今回は1963年11、12月号の広告です。 (敬称略)
同時期の「MEN'S CLUB」は季刊誌で国際版になった34号(1963年winter)が発売されていました。
[FIVE 6 SEVEN]1963年11月号
『アイビーならまかせて下さい』のキャッチコピーです。
字体はゴシックですが、その後のキャッチコピーの定番「。」は有りません。
”カレッジウエアー”がテーマです。
野原三輝のイラストでそれぞれのアイテムが描かれています。
完成に近いディティールが伺えます。
「ダッフルコート」・・・VANダッフルコートの完成に近い型ですが、チン当てのボタンホールが3個でもっと三角形、ボディー一番上のボタンをチン当てと一緒に留められる様になっているのがVAN流です。
「ボタンダウンシャツ」・・・当時は呉羽紡績の生地を使っていました。カフスのVAN仕様はまだ見られません。
プルオーバーも既に登場しています。
「ブレザー・コート」・・・胸パッチでパッチアンドフラップポケット、袖2つボタン、ウェルト・シーム、ナチュラル・ショルダー等々完成されたアイビー・ブレザーです。
「リボンベルト」・・・丸バックル、革部分の幅がやや細め、ベルト穴が3つがVAN流。

[FIVE 6 SEVEN]1963年12月号
『ドレスアップもアイビーで』のキャッチコピーです。
今回もゴシック体で「。」無しです。
野原三輝のイラストで”ドレスアップ”がテーマです。
銀座「TEIJN MEN'S SHOP」のトライアングルセールで既に「VAN(TEIJIN MEN'S SHOP)REGAL」が発売され好評を得ていたので、「プレーントウ」はまさにそのデザインを踏襲しています。
アイビースーツはもう完成されたデザインと云って過言なき物です。
この時期ゆえパンツに尾錠が付いています。
パンツのサイドポケットはアイビーの正統派で「アンクルド(アメリカン)」です。どうも1967年以降の「Kent」モデルのサイドポケットが「ストレート」で爆発的にヒットした事から、アイビーのパンツも「ストレート」と言われる方がいますが私的には「アンクルド」の方がアイビー的だと思っています。
三つ釦段返りのトラッドスーツのパンツの場合は「ストレート」が良いと思っています。
オッドベストの留めないが必要な第6ボタンが無いのが気がかりです。
コピー欄右にさり気なく配置されているVANの社章に胸躍ります。

1981年8月10日号の「Hot・Dog PRESS」の表紙は18年前の上記のVANの広告をベースに野原三輝が再びイラストを担当して作成されました。時に新生VANが立ち上がった年でも有ります。
