
前回は「どうして日本人は英会話がニガテ?」
をテーマに書きました。
今回は、
「英語の私」「バイリンガル脳」
についてです
「そんなのはいいから英語ペラペラの近道を教えろ!」
という方、申し訳ありませんが辛抱強くお付き合い下さい。
「バイリンガル脳ってこんな感じ」 を知っていただくことが第1です。
「英語の私」になれる人というのは、
英語でものを考えて、コミュニケーションできる人です。
こんな実験があります。
米国大学卒のバイリンガル日本人女性に、
まず日本語、次に英語でインタビューしたところ、
話す言語によって回答が違った……!
という結果が出たそうです。
「あなたにとって家族とは何ですか?」
→日本語:支えあう場所。喜びも悲しみも分かち合う。
→英語:自分の原点。家族それぞれが船で、家は港。
「あなたにとって友達とは何ですか?」
→日本語:何でも話し合えて、一緒に居てほっとできる存在。
→英語:いつも一緒に居なくてもいい。刺激を与え合いたい。
インタビューのビデオをあとで見せたところ、 ご本人も驚いていたそうです
おもしろいですね~。
彼女は「英語脳」と「日本語脳」を、無意識に切り替えてインタビューに答えていたのです!
最近の言語学の研究では、バイリンガルの左脳に、
「スイッチ」
の役割をする場所が見つかっています。
数ヶ国語を操れる人は、このスイッチの部分が発達していて、
「日本語の私」「英語の私」「日本語」「英語」...
というふうに、切り替えができます![]()
この部位が損傷してしまうと、語学がいくら得意でも、
外国語で考えるのではなく、 翻訳して考えるようになるそうです!
カナダは他民族国家なので、
パパの顔を見たらドイツ語、ママには中国語、
保育園の先生には英語、というふうに反応できる子がたくさんいますが、
やはり同様に、自動切り替えです。
考えてみれば、私の脳でも、日英のスイッチが作動してます。
日英両方話せる人と話すときは、
話す内容によって、言葉の切り替えを無意識にしているようです。
英語の私」「日本語の私」は、キャラも微妙に違ってて、
英語のほうがハキハキ・ちゃきちゃきしてるみたいです。
日本語だと、自然と相手の顔色や雰囲気を伺って話をしてるような気がします。
でも段々と英語の性格に影響されてきて、
今は何語でもあまり差がない感じがします。
一説によると、12歳以下で外国語を取得し始めると、
バイリンガル脳が作りやすいそうです。
でも!12歳以上の方々!がっかりしないでください!
成人してからも、トレーニングを積めば、
できるようになるんです![]()
よく「とにかく、いっぱい英語を聞きなさい!」
とアドバイスする人がいますが、
残念ながら、たくさんリスニングをするだけで
自然と話せるようになるのは、子供だけです。
大人になってからは、違う方面からのトレーニングが必要。
これについては、長くなってきたのでまた次回。
次回も読んでくださる方には宿題をひとつ。
"It's gone!"
この英語を聞いてどんな場面を思い浮かべますか。
正解は特にありませんが、
ちょっと考えてみて下さいね~。 ではまた!
読んでいただいてありがとうございました![]()
