天才、去る。
札幌で決めた!新庄涙の日本一!
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日本シリーズ2006第5戦(26日・札幌ドーム)、涙が止まらなかった。 日本ハムが4勝1敗で、東映時代の1962年以来、44年ぶり2度目の日本一を達成。 この試合が現役最後となった新庄剛志外野手(34)は、最初で最後の日本一に涙でプレーを終えた。MVPには稲葉篤紀外野手(34)が選ばれた。 幸せなエンディングだったね、新庄劇場。ウイニングボールをつかんだ愛弟子・森本に抱きついたまま泣きじゃくったね。外野のフェンスの前で、投げ込まれる祝福のテープの雨の中で。最高の光景だったよ。
ユニホームを脱ぐ最後の最後で日本制覇。
「オレ持ってるわ。本当にこのマンガみたいなストーリー、でき過ぎと思いません?」。 でも、やはり誰にも書けない、新庄にしか演じきれない物語だった。最後のユニホーム姿を、皆も涙でかすんで、よく見えなかったよ。 一緒に奇跡を起こした仲間が、ゆっくり歩み寄ってきて始まったね。ツーさんの胴上げが。ヒルマン監督も太い腕で持ち上げた。細い体に伝わったかな?北の大地の揺れる感動と、感謝の気持ちを。4度、宙を舞ったのも覚えてないでしょ?17年間、笑い続け、我慢していたから、最後の涙は、いつまでも止まらなかったね。
こらっ新庄!終わる前から泣くな…って、服装やパフォーマンスに口うるさかったオジさんたちも、寂しくて泣いたんじゃないかな。
4-1。勝利が決定的だった八回一死。 最後の打席は、スタンドは総立ちだった。 初球、見送ったのは、涙で前が見えなかったんだね。2球目は空振り。最後も、力いっぱい振ったけど三振だったね。でも、スタンドは、「ありがとう!」って叫んでいたよ。
本当は限界を超えていたんでしょ?アジアシリーズも欠場を決めていたね。でも、痛みに耐え続けた足腰も、神様が最後まで持たせてくれたね。本当に思い込んだら真っすぐな男だった。引退宣言した後、一から出直そうと、愛車のフェラーリまで手放そうとしたでしょ?さすがにファンも愛したトレードマークだから、思いとどまったけど。
シーズンの終わりごろだった。心配そうに言ったね。「来年のキャンプは人がいるかな?」って。大丈夫。みんな、若いヤツらだって、ファンの大切さ、楽しむ野球の魅力を知ったんだから。
それに見てごらん。スタンドでテレビの前で。SHINJOを見て、目を輝かせている子供たちがいるよ。
本当にお疲れさま。思い出をいっぱいありがとう。また、いつかどこかで会いましょう-。
新庄選手、お疲れ様でした。
タイガースにあなたのような選手がいたことを、我々は誇りに思います。 そしてこれからも僕達野球ファンへのサプライズ、期待してます! バンクーバー猛虎会
”みんなを驚かせたい。楽しませたい。これからどんどんいろんな事に挑戦しながら、なにか夢を持ちたい。”
新庄剛志
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