こんにちは、趣味でDTM(デスクトップミュージック)を楽しんでいる者です。

最近、曲作りをしていて「どうしてもボーカルのイメージが固まらない」「自分で仮歌を歌うには限界がある」という壁にぶつかることが増えてきました。同じような悩みを抱えているクリエイターの方、意外と多いのではないでしょうか?

今日は、そんな私が最近試行錯誤しているAIと音楽制作の距離感について、個人的な体験をシェアしたいと思います。

「歌い手」をAIに頼むという選択

まず、私が最近のワークフローに取り入れたのが、AI Singing Voice Generator という技術です。

これまでは、メロディができたら自分でなんとなく鼻歌を録音するか、シンセサイザーの音でメロディをなぞるだけでした。しかし、このジェネレーターを使うと、歌詞とメロディを入力するだけで、驚くほど人間らしい「歌声」が返ってきます。

以前の合成音声といえば、少し機械的な響きが特徴(それはそれで良さがあるのですが)でしたが、最近のものはブレス(息継ぎ)のニュアンスまで再現してくれるので、デモ段階でのイメージ共有が劇的にスムーズになりました。

声色を変えて遊ぶ、新しい実験

次に試してみたのが、AI Song Cover Generator です。

これは既存のオーディオファイルの声質を変換してくれるツールです。例えば、自分で録音した拙いガイドボーカルを、プロのような深みのある声や、異性の声質に変換することができます。

実際にやってみて面白かったのは、「自分の曲が、全く違う声質で歌われるとどう響くか」を客観的に聴ける点です。「この曲、意外と女性ボーカルの方が合うかも?」といった発見があり、アレンジの方向性を決める上で非常に役立ちました。

Freemusic AIという選択肢と著作権への意識

こういったツールを探している中で、Freemusic AI というキーワードにも出会いました。AI音楽生成の世界は日々進化しており、無料で試せる範囲も広がっていますが、同時に「生成された音楽の権利はどうなるのか?」という点も学ぶ良いきっかけになりました。

一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)や文化庁の資料などでも、AIと著作権に関する議論が活発に行われていることが記されています。私たちユーザーも、ただツールを使うだけでなく、「学習データに何が使われているか」「生成物の商用利用は可能か」といったガイドラインをしっかり確認するリテラシーが必要だと感じています。

※参考:文化庁「AIと著作権に関する考え方について」などの公式な議論を参照すると、自身の創作活動を守るためにも知識のアップデートが重要だと分かります。

AIは「魔法の杖」ではなく「楽器」

実際に使ってみて痛感したのは、「AIはあくまでパートナーである」ということです。

生成されたボーカルは確かに高音質ですが、そこに「魂」を吹き込むのは、やはり人間の仕事です。
ピッチの微調整、ダイナミクス(抑揚)のコントロール、そして歌詞に込める感情の解釈。これらは、AIが提案してくれた素材を元に、私たちがDAW(作曲ソフト)上で丁寧に磨き上げる必要があります。

AIに任せれば名曲ができるわけではなく、「AIという新しい楽器」をどう演奏するかが試されている気がしました。

まとめ:共存しながら作る楽しさ

以前は「AIが音楽を作るなんて…」と少し懐疑的でしたが、実際に触れてみると、孤独な制作作業に「壁打ち相手」ができたような感覚です。

もし、制作で行き詰まっている方がいたら、一度これらのツールを「アイデア出しの補助」として触ってみてはいかがでしょうか?完璧を求めるのではなく、新しい刺激を得るために使うと、案外楽しい発見があるかもしれません。

皆さんの制作ライフが、より豊かになりますように!