場所は魔界・・・・・・では無く、
人間界の綺亜の家です。
綺亜には恋人の誌依が居ますが、
今日、誌依は人間の友達と
出掛けるとかで留守です。
なので、綺亜の家に呼ばれました。
綺亜が俺を呼んだ意味は特に無く、
”ただ暇だったから”だそうだ。
綺:珈琲で良いか?
駕:あ、うん・・・
彪:俺はお茶で良いわ
綺:ハイハイ、麦茶ですね
駕:・・・彪チャン、何か機嫌悪くない? また千秋と喧嘩?
綺:おいおい、またかよ・・・。巻き込まれる俺たちの身にもなってくれよ
彪:別に千秋とは何もねぇよ。俺がイライラしてんのはテメェのそれだ、駕燕
そう言って彪チャンが俺の首の南京錠を引っ張った。
その南京錠は龍一サンの手によっていつの間にか
俺の首につけられていた物だ。
その南京錠には龍の紋章があった。
駕:・・・こ、これは・・・。俺の知らない内に・・・
彪:今すぐ外せと言いたいところだが、それは出来ないんだよな・・・
綺:はい、珈琲と麦茶。・・・あぁ、本当に南京錠がぶら下がってるね。しかもコレって・・・
駕:・・・え?(゜д゜;)
綺:龍一サンだっけ? その人の指に指輪無かった? 同じ紋章が彫られたやつ
駕:・・・どうだったかな・・・
綺:駕燕が龍一って奴に対して、何の感情も抱いていないなら、ちゃんとその気持ちを相手に伝えないとヤバいぞ。その南京錠は所有物の証だ。今は何の変哲もないただの南京錠だが、その色が変わり始めると本当に外せなくなってくる。だから、外すならさっさと断れ
彪:へぇ・・・。魔界にもそれなりに伝わってるのか、その南京錠
綺:いや、この話は一部の魔界人しか知らない。現に誌依だって知らない。知ってるのは俺、帝、掩隆、千鶴・・・。後は幹部とかじゃないのか?
彪:魔王様には下手に手は出せないみたいだな・・・
駕:例え彪チャンでも掩隆に手出したら・・・
綺:ぉい、話が脱線してるぞ?
俺は話が脱線してくれて大丈夫なんだが・・・。
てか、色の変わる南京錠って何?
てか、綺亜ってマジで何者?
駕:どうでも良いけどさ、俺の本命は知っての通り、虎馬だから
綺:なら、その気持ちを龍一って奴に言え
彪:アイツは、千秋に二度フラれてやがる。それを埋めるために手近に居る奴なら誰でも良いんだろう。アイツは俺と違って、力もそこそこだから駕燕が本気出せば何とかなる
駕:・・・本気なんか出すワケ無いだろ。龍一サンは彪チャンと一緒で人間なんだから
綺:あ、色が・・・
駕:白くなった?
彪:今日の夜、龍一ん家に行け。んで、ちゃんと断って来い
綺:魔界で待ってるよ
駕:OK(o^-')b
そして、俺は一旦、家に帰った。
リビングのドアを開けたら、
テーブルの上に箱があった。
俺は、よく確かめないで、その箱を開けた。
中に入っていたのは、招待状と鍵。
1人で行くのは心細いので、
知り合いの魔界人と人間界の友人を連れて行こう。
何だろう・・・。彪チャン達は誘っちゃダメな気がした・・・――。