とある日の放課後。
俺、熊井明仁は、
幼馴染みで、同じ3年担当の
荒木雅範にとんでもない事を聞いた。
『真澄チャンが元モデルとデートする』
土屋真澄、俺達と同じ3年担当で、
彼女も幼馴染みの1人だ。
しかも、彼女に元モデルを紹介したのは、
「皆のアイドル本城楓舞」とか言う奴らしい。
俺は「本城」と聞いて、まさか…と思った。
そして、ある男に電話を掛けた。
案の定、ビンゴで、
本城楓舞はその男の兄貴だった。
電話した男は「本城疾風」。
コイツは現モデル。
兄貴の方は、モデルではないものの元ホストらしい。
元ホストが、今は男子校のアイドル?
……ねぇわ←(・_・;)
雅の話だと、どうやらそのデートは
7月に会ったとかで、事後報告だ。
7月はまぁ、色々あって、
俺もそっちまで気が回らなかった。
でも、だとしても、だ!
事後報告はダメだろう…。
なので、翌日の休み、
真澄チャン家に突撃訪問。
ピンポン押して、出て来たのは、
真澄チャンではなく、例の『元モデル・TOMO』。
真:ど、どうしたの?!
明:雅に真澄チャンがデートしたって聞いたから
?:真澄サン、こちらの方は?
真:あ、…幼馴染みの熊井明仁です
?:…幼馴染みですか
明:真澄チャンのこと、真剣か?
?:当たり前じゃないですか
明:なら、良いや。じゃーね、真澄チャン。また学校でね
真:えっ?Σ(゚д゚;)
真澄チャンは困惑していた。
俺があっさりと引き下がったからだろう。
元モデル・TOMO。
本名・智貴(トモタカ)。
年齢は27歳。
モデルは辞めたが、未だ業界人。
そんなに売れてた訳ではないので、
知らない人は知らないだろう。
俺は、知らない風にしてたが、
実は知っているのだ。
だから、智貴の顔を見て下がったのだ。
『コイツなら真澄チャンを任せても良いかな』と…。
そして、俺は疾風に文句を言う為、
奴をいつもの店に呼び出し、
30分くらい文句を言った後、
別の店へと移動し、
とある集まりへと参加する。
あぁ、8月は忙しいな…。