土屋先生のお見合い話から1週間。
そろそろ結果を聞きたいとこ。
なので、今日はいつもの居酒屋…ではなく、
何と、土屋先生の家で飲むことに!
…あぁ~、一応奥さんには連絡したよ?
奥さんも元教師だし、土屋先生とも知り合いだから、
そんなに目くじら立てないしね。
『お見合いの結果』とは言わずに、
明仁も誘ったけど、「行けたら行く」と言われ…。
で、午後8時。
土屋先生の家には俺と彼女だけ。
明仁は結局来るのか、来ないのか…。
さっきからメール送信してるのに、返信が来ない。
真:気にしても仕方無いわよ
雅:でもさぁ…
真:それに、明仁には興味無い話なんだから
雅:で、どうだったの? 断ったの?
真:断るつもりだったわ
雅:断れなかったの?
真:両親が強引に食事させたのよ。2人きりでね。元々住む世界が違う人だから、話す内容も理解出来なくて…。笑って誤魔化したわよ
雅:1週間音沙汰が無かったのは?
真:…デート中は連絡入れないでくれって言われて…
雅:デートしたの?!
真:私は結婚するつもりないから結構って言ったんだけど、これもまた両親がね…
雅:社長様のデートって凄そうだね(^▽^;)
真:普通の女性なら喜んだんじゃないかしら?
雅:真澄チャン、嬉しくなかったの?
真:凄いわねぇ~とは思ったわよ? とあるビル貸し切りとか
雅:∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
真:でもねぇ~、流石に2人だけって言うのはねぇ? ちょっと引いたわ(笑)
雅:デートしても気持ち変わらず?
真:雅クンだって知ってるでしょ、私の気持ち
雅:…知ってるけどさ
真:またデートの約束されたけど、断るわ
雅:真澄チャンが良いなら良いんじゃない?
真:あら? 明仁からメール入ってわ
雅:マジで!? 俺の方には返信無いのに!!(ノ_・。)
真:…写真が添付されてるだけね
雅:何の画像? てか、今、何処居んの?
真:……っ!…((>д<))
真澄チャンの携帯を覗き見た。
それは、真澄チャンの見合い相手の…画像だった。
……もうね、説明出来るような内容じゃない…。
真澄チャンは、画像の添付だけって言ったけど、
スクロールしたら、一言あった。
“もう大丈夫”
……何が?
何が大丈夫なの?
明仁、教師なのに何やってるの?
分からない。
明仁の真澄チャンに対する気持ちが分からない。
その日、俺は結局、帰った。
真澄チャンも1人になりたいって言ったし。
明仁は、何を考えてるんだろう。
何を思ってあんな写真を真澄チャンに送ってきたんだろう?
明日、学校行ったら聞こう。
何が何でも聞かないと…。