~始まり…続き | 2025年!

2025年!

気付いたら年明けてた(笑)

学校に着き、俺は鞄を自分の教室1Eに置いて部室に向かう。

俺達の部室は以前使われていた教室。

掃除する前は埃まみれで酷かったな…。



魁:原田?



部室には当たり前だが原田だけだった。



原:…まぁ、座れ



珍しく表情が曇ってる原田。

お陰で無言電話のことが聞けなくなった。

何かを決心したような顔で原田は尋ねてくる。



原:驚かないで聞いてくれ。最近…変な夢は見ないか?

魁:…ん? まぁ、俺が暗闇に浮かんでる夢なら…。で、知らない声に起こされる

原:アリスって?

魁:何で分かる?

原:…やっぱりか。そろそろだと思っていた。ハァ…



原田は溜め息を吐いて頭を抱え込んだ。

一体何だと言うのだ。話が見えない。



原:近いうち、お前を迎えに燕尾服の執事が来るだろう。もし

燕尾服じゃなかったとしても胸ポケットにウサギのマークがついてるから分かる。

怪しいかもしれないが疑問に思わず黙って従え

魁:…………

原:その執事は俺らとは別世界…別次元に住む。アリスの国の住人だ



この男は真面目な顔で何を言う?

『アリスの国』だ? 大丈夫か、原田…。

俺は思わず憐れむ目で見つめた。



原:不本意かもしれないがお前はアリスに選ばれた。謂わばアリスは職種だ



そこで部室のドアが開き、他のメンバーが入って来た。

今日は早いお着きで…。因みにメンバーはクラスバラバラだけど同じ学年だ。



?:アリスの話してたのか?

原:あぁ。で、話の続きだ。迎えは執事じゃなくてウザギかもしれない

?:ウサギ? チェシャ猫じゃないの?

原:猫は気紛れで今回のアリスに協力するか分からない



チェシャ猫とかアリスとか丸っきり不思議の国のアリスだ。

まさか、ハートの女王とかトランプ兵とかも居たりして?

面白い世界なら飲み込まれても良いかもしれない。

退屈しない世界なら行きたいかもしれない。

この時の俺は何故かそう思った…――。