目覚めたのにココロは泣いてる | 2025年!

2025年!

気付いたら年明けてた(笑)

この間、弟の梛澄貴(ナズキ)が目覚めた。

兄貴の俺は嬉しいはずなのに何故か素直に喜べない。

同期で部下の木原に目覚めたことを聞いて病院に走った。

病室に入ってナズの名を呼んで手を握った。

ナズは起き上がって俺に言ったんだ。『ただいま…』って。

だから俺は泣きそうになりながらも『おかえり…』って返した。

そこまでは良かったんだ。そこまでは…。



でも、俺はナズのことを分かっているようで分かっていなかった。

ナズは俺と同じ★★警察の学生刑事で署長直属の部下で。

サクラ班の一員で。彼女たちと同じモデル事務所に所属してて。

『那洙(ナズ)』という名でモデルやってて。桃宮桜とイイ雰囲気で。

俺の入る隙間は無くて。生活安全課のディスクでテレビを眺めてる。



俺と同じ19歳になったナズ。4年も経ったはずなのにナズは変わって無かった。

いや、俺が知らなかっただけ…。

だって同じ課の後輩刑事・也下(ヤシタ)とナズが付き合ってたのも知らなかった。

ナズが病院に入院する前に別れたらしいけど…。

ナズは俺が居なくても大丈夫だって分かってるけど、でも…。



ねぇ、梛澄貴。俺たちはずっと双子のままだよね?