伊勢湾台風を背景に、壊れていく人間を描いたドラマ
東京タワーは、伊勢湾台風の時の威力に耐え得る設計
20年前は、都内でも川の氾濫が有り、ボートに乗った経験も有る熟
二ュースをチラッと見たけれど、リポーターにイラっとしながらも…
岸辺のアルバムを思い出した。
加藤さんの演技に戦慄を覚えた…
3D貞子の比では無い
ホラーも行き過ぎると笑ってしまうが…
女優の凄さは、今持ってワタシの記憶に残る。
20年前に住んでいた所は、夏場や(当時はタダの大雨だった)ゲリラ豪雨の際はお決まりの氾濫
冷蔵庫や、マットレス、クルマも流された。
ワタシは、坂の途中だったので、部屋に被害は無かったけれど、川沿いに有った定食屋さんや、お寿司屋さんは、カウンター超えの浸水で、水が引いた翌日は保健所の薬臭ささで、一週間以上は営業出来ず、一軒また一軒と無くなっていった。
随分と署名し、気付けば、川の氾濫も、マンホールが浮かぶ事も無く、今やちょっと生意気な街になった。
地下鉄もホーム上までの浸水で、土砂降りの中歩いて帰った記憶も有る。
なんだかんだと言いながら、都市の防災対策は進んでいるな…と思った。
大都会なだけに、被害者も多く為、対策の着手は早いのだろうが…
被害を人数だけで、表現するのが神経を逆撫でする。人間1人ひとり、年齢やライフスタイルが違う訳で、被害者が例え1人でも、その方の苦痛…関係者の苦悩は他人事では無い。
台風ひとつ見ても、演出や編集されてオンエアされる。
アナウンサーやコメンテーターは、さも、鎮痛な面もちで話しているが、その嘘っぽさが、堪らなくイラっとさせる。
ドラマや映画も、機材やパソコンで、効果や編集が簡単になった分、痺れる俳優人が少なく思える。
天災の中からですら、そこから立ち上がる姿には、今一番求められている人間力が、秘められているように思う。
都内は台風が過ぎ、強風が窓を鳴らしている。
夏も終わる。
被害に合われた皆様に、お見舞い申し上げます。また、今後にもお気をつけ下さいませ。
熟
