次男の体調に異変を感じたのは2022年のことです。
高熱が下がらず、頸部のリンパ節が見た目でも分かるくらいぶっくりと腫れたのです。
近所の病院では理由がわからないということで、大きな病院に検査入院することになりました。
検査の結果、進行性のものではないだろうということが分かりました。
一番疑わしいのは「菊池病」という病気で、予後は良いけれど治療法はないというものです。
菊池病と確定診断するには、全身麻酔下で生検を行わなくてはいけません。
私たちは全身麻酔というリスクを負ってまで行う検査ではないと判断して、様子をみることにしました。
実は夫も幼少期に同じような症状があり、菊池病疑いとなっていたのです。
現在は少しメタボですが元気にしていることから、私たちは比較的楽観的に次男の病気を考えていました。
その後も1,2か月に一回は発熱していましたが、菊池病は再発しやすいと医師から伝えられていたので
菊池病だろうと家族みんなが考えていました。
みんな次男の熱に慣れていたような気がします。
本人も慣れたもので、体調がおかしいと感じたら自分で体温を測っていました。
ただ私はネットで調べた「菊池病」の説明の欄にSLEなどの自己免疫疾患を併発する場合があるという一文が
忘れられずにいました。
私がメンタルクリニックに通うようになったのもこの頃です。
次男がSLEだと分かるまで②につづく