初めて聞いた病気だったので、文献を読んで勉強した内容をまとめます。
線維筋痛症の判断方法
慢性痛
3ヶ月以上症状がある
画像診断・血液検査等で異常がみられない
検査結果で判断できないので、他の病気の可能性が無いことを確認します。
(女性の場合)生理痛がある
多くの場合、生理痛も線維筋痛症の症状の一種としておこります。
→他の病気の可能性を消してからの判定となるので、病気の診断までに非常に時間と労力がかかります。
症状がよく似ている病気
膠原病
自己免疫システムが正常に機能せず、血液中の抗体が、自分の身体を異物と見做して攻撃してしまうリウマチ性疾患。
⚫︎判断方法
→炎症が出ていたら膠原病
線維筋痛症は脳内に異常が起き、痛みを感じるだけなので、身体に異常は無く炎症も発生しません。
パーキンソン病
脳の神経の異常であることは線維筋痛症と一緒ですが、パーキンソン病は運動機能を制御します。
線維筋痛症って精神疾患なの?
他の病気にも当てはまることですが、医療の進歩により精神疾患ではなく肉体疾患だとなることがあります。
現時点ではあまりよくわかっていないので、精神疾患と見なす人もいます。
他の先進国ではこの病気の認知度は非常に高いですが、日本では多くの医師が把握しておらず、診断すらもまともにできない状態です。
肩凝り・腰痛から長年かけて発症することが多い
突然発症するよりも、肩凝り・腰痛などから徐々に全身に慢性痛が広がっていき、10年かけて線維筋痛症になることが多いようです。