【私塾のすすめ】
吉田松陰の松下村塾。
緒方洪庵の適塾。
江戸時代後期には、
こういった『私塾』が、
『志向性』を一にする同士によって形成され、
時代に新しい風を吹き起こす人材を輩出していった。
そして、現代。
どこか蔓延する閉塞感。
「別に、今のままでも良いや」という諦観。
そんな風潮に危機感を覚える2人の「維志」による対談本。
斎藤孝氏と梅田望夫氏。
正反対な「道」を歩みつつも、
どこか、本質的に似たところを持つ2人だから、
同じ志向性を持つ2人だからこそ、
発展していった議論。
正直、むちゃくちゃ面白かったです。
『志向性』というキィワードを心に深く刻みます。
この本を読んで一番良かったなと思えるのは、
自分の生き方を見つめなおせたこと。
もっともっと『考え方』に磨きをかけていこう。
そして、それを『発信』していこう。
そうすれば、『志向性』を共有する仲間と出逢える。
『生き方』 『考え方』 『読み方』に
とても大きな影響を与えてくれた良書でした。
■
『私塾のすすめ』は本当に面白かったです。
読んで良かった、と心から思える本でした。
自分を振り返ってみると、気付いた点が3つ。
1つ目は、いま、自分はとても良い『私塾』にいるのだ、ということ。
2つ目は、『志向性』を発信して、同志を見つけることの大切さ。
3つ目は、『考え方』を磨く作業がまだまだ未熟だということ。
やはり、入社までの期間のテーマは、
『考え方を磨く』
以外にありませんね。