Valuest 34 (2008/05/14) | 価値の最大化

価値の最大化

             

【私塾のすすめ】


吉田松陰の松下村塾。
緒方洪庵の適塾。

江戸時代後期には、
こういった『私塾』が、
『志向性』を一にする同士によって形成され、
時代に新しい風を吹き起こす人材を輩出していった。


そして、現代。
どこか蔓延する閉塞感。
「別に、今のままでも良いや」という諦観。

そんな風潮に危機感を覚える2人の「維志」による対談本。

斎藤孝氏と梅田望夫氏。

正反対な「道」を歩みつつも、
どこか、本質的に似たところを持つ2人だから、
同じ志向性を持つ2人だからこそ、
発展していった議論。


正直、むちゃくちゃ面白かったです。

『志向性』というキィワードを心に深く刻みます。

この本を読んで一番良かったなと思えるのは、
自分の生き方を見つめなおせたこと。

もっともっと『考え方』に磨きをかけていこう。

そして、それを『発信』していこう。

そうすれば、『志向性』を共有する仲間と出逢える。


『生き方』 『考え方』 『読み方』
とても大きな影響を与えてくれた良書でした。




『私塾のすすめ』は本当に面白かったです。
読んで良かった、と心から思える本でした。

自分を振り返ってみると、気付いた点が3つ。

1つ目は、いま、自分はとても良い『私塾』にいるのだ、ということ。

2つ目は、『志向性』を発信して、同志を見つけることの大切さ。

3つ目は、『考え方』を磨く作業がまだまだ未熟だということ。


やはり、入社までの期間のテーマは、
『考え方を磨く』
以外にありませんね。