インドのホテルでのチェックアウト
朝の混み合う時間で
何人かチェックアウトを待っていました。
急にどなり出したお客さまに
みなの注目が集まります。
「領収書印刷しておくように言ったじゃないか!」
「なんで頼んだのにできてないんだ!」
「なんでこんな簡単なことができないんだ!」
「いちいち君の作業を見てないとダメなのか?」
きれいなイギリスアクセントの英語
けれど大声で聞こえてくるのは
相手を責め続ける言葉ばかり。

気持ちはすごーくわかるのです。
インドあるあるなので、笑。
頼んだことが、実行されない。
インドに住んでいた私の分析では
多くの人はいい人過ぎて、
頼まれたら全部引き受けるスタンス
でも途中で忘れちゃったり
対応できなかったり。
きっとホテルスタッフも
次々とチェックアウトのお客さまが来て
目の前のお客さまにサービスしている間に
印刷できなかったんです、きっと。
サービスとしてはダメですよね。
でも
見ている方からすれば
そのお客さまの方が
恥ずかしく見える。
どんなに正論を言っていても
感情をそのまま言葉に乗せて
人を責める姿勢は
決して美しいものではないですね。
ジョージタウン大学の
クリスティーン・ボラス准教授が書いた
『「礼儀正しさ」こそ最高の生存戦略である』
という本の中に以下のような統計が載っています。
職場で誰かに無礼な態度を取られていると感じた人は 、
たとえば次のような行為に出ることがわかった 。
・ 4 8パ ーセントの人が 、仕事にかける労力を意図的に減らす 。
・ 4 7パ ーセントの人が 、仕事にかける時間を意図的に減らす 。
・ 3 8パ ーセントの人が 、仕事の質を意図的に下げる 。
すごい数字だと思いませんか?
でも自分の気持ちに置き換えるとよくわかります。
誰かにひどいことを言われた後には
簡単に集中力を取り戻すことはできないし
しばらくそのことにエネルギーを奪われる。
やってもひどいことを言われ続けたら
頑張り続けるのがしんどくなる。
いつでも
どんなことが起こったとしても
礼儀正しくいたいものです。
これは他人に対してももちろんですが
自分に対してもきっと同じ。
「なんでこんなこともできないの?」
「どうせ続けられないでしょ?」
「結局失敗するだろうね」
自分に問いかけていたら
きっと自分が萎縮する。
自分にも礼儀正しくいたいものです。
素晴らしいリーダーは
他人にも自分にも
礼儀正しい。